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![]() KONAMI本社入口 今回は昨年末にミステリやサスペンスドラマを扱った「ミステリー&サスペンス検定」というクイズ形式の検定試験を実施した、アーケードで人気の『クイズマジックアカデミー』について、濱野統括プロデューサーにお話をうかがいに、KONAMI本社にお邪魔してきました。 ――まずはお仕事の内容を教えていただけますでしょうか。 濱野統括プロデューサー(以下濱):どんなクイズを配信するか、どんな機能を追加するか、どんな大会を開催するかなど、『クイズマジックアカデミー』のすべてについてまとめていくことです。
![]() クイズマジックアカデミー6 ――どんなゲームなのか教えてください。 濱:魔法学校の生徒として、スポーツ、芸能、アニメ・ゲームなど様々なジャンルのクイズに、トーナメント形式で答えていくゲームです。ネットワークで全国のアーケードが結ばれていることで、全国のプレイヤーと、回答のスピードや正解数を競うことができる、大変画期的な仕様になっています。「全国オンライントーナメント」の順位に応じて「組」が決まっているので、自分とだいたい同じくらいのレベルの人たちと戦うことができます。 ――現在アーケードに設置されているのは『クイズマジックアカデミー6』ですが、第1弾はいつ頃登場したのでしょうか。 濱:構想・開発に1年ちかくかけて、2003年の夏頃にアーケードに設置されました。 ネットワークで繋ぐゲームというのは、麻雀格闘倶楽部(マージャンフアイトクラブ)という作品が既にあったのですが、他にもなにかネットワークを使って遊べるものがないかと考え、『クイズマジックアカデミー(以下QMA)』が生まれたんです。ゲームセンターのゲームは、格闘ゲームに代表されるように、徐々に操作が難しくなってきてしまっていました。毎日通っている方ではなく、空いた時間にゲームセンターに来たお客さんにも、気軽に遊んでもらえるものとして、クイズゲームは最適だと思います。 今もそうですが、その頃ちょうどテレビのクイズ番組が盛り上がっていました。通信で対戦できるので、そういったテレビに出ているかのような気分で遊べます。そういう意味でも、楽しめるんじゃないでしょうか。 ![]() 濱野隆統括プロデューサー 濱:オンラインでどんどん問題が追加されるので、やり込みたい人にも対応しています。ほかにも魔法学校の世界観を取り入れていて、トーナメントで何度も勝ち進むことで階級があがったりする点も、やり込みたい人向けの要素ですね。 ――キャラクターも、とてもたくさんいますね。 濱:当初は8人のキャラクターしかいなかったのですが、現在では15人います。男女ともに元気系のキャラクター、メガネのキャラクター、背の低いキャラクターなど対で設定しています。萌えに行きすぎす、“いい子ちゃん”でもないように、そしてそれぞれがかぶらないようにするのが大変でした。キャラクターごとに声優も別にしています。 ――メインのクイズゲームのほかにも、そのキャラクターが好きで遊ぶ人も多そうですね。 濱:徐々にキャラクターの人気が出てきたこともあり、ストーリーが重要になってきました。キャラクターごとに設定してあるので、クリアすると彼らの目的や背景がわかります。たとえば『QMA6』で新しく先生のキャラクターも追加されたのですが、彼女はユウというキャラクターの姉だったんです。ただ、ユウはそのことを知らない。なぜそんなことになってしまったのか、ということが『QMA5』をユウを使って賢者までやり込むとわかりました。 ――ほかにはどんなところに気を配られたのでしょうか。 濱:ゲームセンターのゲームって、一人で遊ぶものが多いんです。そんな中、一人ではなくたくさんの人とわいわい遊べる作品になるように、あえてゆったりとしたサイズを意識しました。何人もでやれば、誰かが答えを知っている可能性も増えますし、クイズゲームならではですね。 ――たしかに二人並んで座っても余裕がありますね。 濱:あとは、あえて正解を出さないことで、より知的好奇心を刺激するようにしました。その場で答えがわかってしまうと、頭に知識として入ってこないんですよね。わからなかった問題を調べてきたメモを持ち込まれている方もいるみたいです。 ![]() 『QMA6』モードセレクト画面 濱:2作前の『QMA4』で、すでに十万題は超えていますね。『QMA6』では時事を取り扱ったニュースクイズもあるのですが、つい1週間前に起こった出来事が、どんどん問題として登場します。 ――それはとてもすごい数になりそうですね。 濱:ええ。ニュースクイズについては、「これは来週出題されそうだ」という観点で時事に注目する方が増えたのが嬉しかったですね。ときどき「どうしてこれがクイズにならなかったんだ!」というメールをいただいたりするほどです(笑) ■検定試験について ![]() 『QMA6』クイズ画面 濱:クイズの難易度はもちろんなんですが、形式で点数に差があります。○×形式よりも、自分で記述する形式の方がもちろん高配点です。どんな形式のどんな問題が出題されるかは、運ですね。 ――ワトソンが登場しないホームズ作品をすべて答えたり、まだ単行本化されていない作品が選択肢に入っていたりと、かなりミステリ好きな方があの検定問題をお作りになっていたようですが。 濱:そのジャンルに詳しいブレーンにクイズを考えて貰っているので、たとえばベストセラーのような誰もが知っているような作品について聞くような問題から、好きなら当たり前に知っている程度の問題、なかなか知られていない作家や、そんなところまで普通は覚えていないというほど細かい問題など、幅が広いです。 ――高得点を取るのは、やはりそのジャンルに詳しい方ですか。 濱:そうとも限りません。クイズが得意な人の方が、ランキングの上位にいることが多いですね。 ――検定試験の種類はどのくらいあったのでしょうか。 濱:雑学や学問系の実在の検定を参考に、30種類ですね。中には「漢字検定」とタイアップしたものもありました。 ――「ミステリー&サスペンス検定」の参加人数はどのくらいでしたか。 濱:各検定で参加者数は結構差があるのですが、だいたい真ん中くらいでしょうか。十万人を超える参加者がある検定もありました。「少年漫画検定」や「戦国時代検定」は参加人数がとても多かったですね。ただ、一人あたりのやり込み度では、参加人数のさほど多くないものの方が上だったりします。 ――ちなみに濱野さんの「ミステリー&サスペンス検定」の結果はいかがでしたか。 濱:Aランクにいけたかな、というくらいです。 ――どんなミステリがお好きですか。 濱:最近は時間があまりなくて読めていませんが、ディーン・R・クーンツが好きです。『ファントム』が特に面白かったですね。 ――今後また「ミステリー&サスペンス検定」は登場するでしょうか。 濱:『QMA6』に検定試験の機能は最初はなかったのですが、先月末(09年7月末)に再登場しました。初回配信は「アニメソング検定EX」「アイドル検定EX」「三国志検定EX」の3つです。 まだ「ミステリー&サスペンス検定」が登場するかは未定ですが、レッスンモードで遊んでいただくと、ミステリに関するクイズが出てくるかもしれません。3回ジャンルを選択することができるのですが、その3回目ではたとえばスポーツの中の野球だけについてなど、もっと細かいジャンルを指定しながらクイズが楽しめます。今までの検定試験で登場した問題の中には、今作に引き継がれているものもあるので、活字のメディアの中でもミステリであれば、出会うことができると思います。 ――ありがとうございました。「ミステリー&サスペンス検定」の再登場、期待しています。 *この記事は2009年8月11日発売の『ミステリーズ!vol.36』に掲載されたものです。 ■PROFILE * * * * ニンテンドーDSソフト『クイズマジックアカデミーDS』を抽選で1名様にプレゼントします! 【プレゼント応募要項】 ご希望のかたは、下の応募フォームよりお申し込みください。プレゼント選択のラジオボタンは「ニンテンドーDSソフト『クイズマジックアカデミーDS』プレゼント」をチェックしてください。ご応募多数の場合は抽選となります。当選発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
■お申し込み締切 2009年9月30日(水) |
『クイズマジックアカデミーDS』 対応ハード:NINTENDO DS ジャンル:コミュニケーションクイズゲーム 希望小売価格:通常版 5,250円(税込) CEROレーティング:B(12歳以上対象) 発売元:株式会社コナミデジタルエンタテインメント (c)2008 Konami Digital Entertainment ■『クイズマジックアカデミー』ポータルサイトはこちら http://www.konami.jp/qma/ |
(2009年9月7日) |
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