文学賞や年末のミステリランキングでも注目される作家を多数輩出した
短編ミステリの新人賞「ミステリーズ!新人賞」。
第19回の受賞者、真門浩平(まもん・こうへい)さんの作品集
『ぼくらは回収しない』が発売になりました。

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『ぼくらは回収しない』真門浩平
(ミステリ・フロンティア/仮フランス装)

数十年に一度の日食が起きた日、名門大学の学生寮で女子学生が亡くなった。密室状態の現場から自殺と考えられたが、小説家としても活躍し、才気溢れた彼女が死を選ぶだろうか?
三年間をともに過ごしながら、孤高の存在だった彼女と理解し合えないまま二度と会えなくなったことに思い至った寮生たちは、独自に事件を調べ始める――。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作「ルナティック・レトリーバー」を含む五編を収録。大胆なトリックと繊細な心理描写で注目を集め、新人賞二冠を達成した新鋭による、鮮烈な独立作品集。


真門さんがミステリーズ!新人賞に初めて応募したのは、なんと中学生のとき!!
そこから受験生だったときも含めて10年近く毎年応募し続け、
「ミステリーズ!新人賞」が「創元ミステリ短編賞」に
名称変更する前の最後の機会(19回)に同賞を受賞しました。

同賞の選考会では

大倉崇裕氏「動機の特異性や事件での厳しい経験を抱えつつも、
懸命に生きていく主人公など、ぐっと心に迫るものが描き切られている」

大崎梢氏「ひとつめの推理をひっくり返しての真相解明という、
ミステリ小説の醍醐味がある」

米澤穂信氏「さらなる飛躍を予感させる、次作も読みたい作家」


と賞賛されました。

またミステリ界では小説・評論の両方で大活躍する作家・阿津川辰海氏を輩出した
新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」でも第三期でも選出され、一躍注目を集めています!

『ぼくらは~』は独立短編集で、中学生がSNSの炎上騒動の真相を探る「街頭インタビュー」
高校の部活で起きた奇妙な盗難事件「速水士郎を追いかけて」
お笑い大会の直後に起きた悲劇「カエル殺し」など、受賞作を含む五つの作品を収録しています。

ミステリとして謎解きの楽しみ、
そして青春時代のきらめきと苦みを凝縮したような作品集をぜひお楽しみください!