発売即重版決定!! 櫛木理宇による圧倒的戦慄のサイコサスペンス、
『執着者』(創元推理文庫)によせられた書店員さんの感想をご紹介します。


平凡な会社員の女性に突如降りかかった、老人による執拗なつきまとい。何か隠している恋人、深刻に捉えない警官……誰もこの地獄から助けてくれない。一方、若夫婦が都内の自宅で老人に襲撃され、夫は死亡、妻は攫われる事件が起きる。二つの事件に関連する老人は何者なのか、そしてその目的とは。圧倒的筆力で読者を放さない、戦慄のサイコサスペンス。『老い蜂』を改題文庫化。解説=古山裕樹


一度読み始めたら、息をもつかせぬ驚愕的展開の連続に完全思考停止。
何度もショックで卒倒しそうになりました。
事件の真相に辿り着いた時、あまりの衝撃に言葉を失いました。
まさに、戦慄のサイコホラーミステリ。
(宗岡敦子さん/紀伊國屋書店福岡本店)  

怖さの質、種類に圧倒される。
ストーカーに会う恐怖、その理由がわからない不安、
周りに訴えてもお年寄りだからと真剣に受け取ってもらえない焦燥。
たたみかける負の連鎖に迷い込む怖さに現実味がある。
(原田里子さん/マルサン書店サントムーン店)  

これは寝る前に読んじゃいけないやつ!!
ストーカーにまとわりつかれる心情がリアル過ぎて頭から離れません。
(森田洋子さん/コメリ書房鈴鹿店)  

事の発端のストーカーはもうホラー小説です。
加害者が老人というだけでこんなことに……。
人を見た目で判断するのはダメ! 絶対! と自分にも言い聞かせました……。
(大谷典永さん/未来屋書店水戸内原店)  

ストーカーの描写に戦慄!!
謎の老人の正体が徐々に明らかになり、事件の背景が見えてくると、
グングン面白くなり夢中で読みました! 櫛木理宇さん大好きです!
(西田有里さん/ジュンク堂書店名古屋栄店)  

最上級の嫌悪感を、恐怖を笑いながらあしらわれた時の絶望。
「誰でもいいから助けてくれ!」と叫びたくなる怒り。
地獄絵図のようなこの一冊から目を背けてはいけない。
(取田奈緒さん/喜久屋書店大和郡山店)  


■書誌情報
書名:『執着者』(しゅうちゃくしゃ)
著者:櫛木理宇(くしき・りう)
判型:創元推理文庫
定価:902円 (本体価格:820円)
ページ数:434ページ
写真:Jonathan Kitchen/Getty Images
装幀:舘山一大
刊行:2024年1月19日

■著者紹介
櫛木理宇(くしき・りう)
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞する。著書に〈ホーンテッド・キャンパス〉シリーズ、〈依存症〉シリーズ、『死刑にいたる病』『虜囚の犬』『氷の致死量』『少年籠城』などがある。

執着者 (創元推理文庫)
櫛木 理宇
東京創元社
2024-01-19