来たる1月の第2月曜日、1月8日は成人の日になります。

新成人となる皆様に祝いの気持ちもこめて、
飛鳥井千砂さんの「もうすぐ十八歳」寺地はるなさんの「ありふれた特別」
2編の小説を期間限定で全文公開いたします。

こちらよりお読みください!
公開期間:2024年1月5日(金)~15日(月)


2022年4月より、成人とする対象年齢を20歳から18歳に引き下げられました。
成人の日をテーマに書かれたおふたりの小説には、このことが物語に関わっています。

同じテーマをもちながらも異なる家族のありかたと、
それぞれが自分なりに大人への一歩を踏み出す姿が鮮やかに、
そしてまぶしいまでに描き出しています。

まさにこれから成人となる皆様に読んでいただきたい、
またかつて成人の日を迎えた皆様にも小説のなかの彼ら、彼女らを
見守るような気持ちで読んでいただきたい2編です。

「もうすぐ十八歳」と「ありふれた特別」の2編は
〈紙魚の手帖〉vol.08(2022年8月刊)の読切特集「冠婚葬祭」に書き下ろされたもので、
現在は『私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー』(創元文芸文庫)で読むことができます。


kankonnsousai



成人の日は「おとなになったことを自覚し、
みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日として制定されています。

しかし、社会の変化とともに求められる「おとな」の理想像にも徐々に変化が生まれています。
「おとな」になるとはどういうことか、
成人の日を迎える(また、かつて迎えた)皆様が、改めて考える読書となりましたら幸いです。

新成人の皆様、心よりお祝い申し上げます。
皆様の人生に、幸多きありますことを祈っています。




人生の節目に催される冠婚葬祭――冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は人生の始まりと終わり、そしてその先も縁を繋いでいきます。現在の、あるいはこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに、現代文芸で活躍する六人の作家があなたに贈る文庫オリジナル・アンソロジー。

【収録作品】
飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
寺地はるな「ありふれた特別」
雪舟えま 「二人という旅」
嶋津 輝 「漂泊の道」
高山羽根子「祀(まつ)りの生きもの」
町田そのこ「六年目の弔い」

紙魚の手帖Vol.08
ほか
東京創元社
2022-12-12