Web東京創元社マガジン

案山子だらけの村で殺人、しかも雪の密室。設定で心が躍り、胸が高鳴りましたが、期待以上の面白さ。細部まで作り込まれた周到なトリックで読み応えも抜群。理久・真舟の大学生コンビが最高。久々の本格ミステリの傑作にワクワクが止まりません。続編希望。

紀伊國屋書店久留米店　池尻真由美さん　

参りました！　自力での伏線回収が全く出来ません！　真相に近付いたと思ったら引き離される。そんなことを繰り返し、たどり着いたラストにあったのは切なさだった。

東京旭屋書店新越谷店　猪股宏美さん　

クラシックかつ王道の由緒正しい推理小説でした。舞台、謎、人間関係、のどこをどう切り取っても王道で、かと言ってベタゆえの陳腐さもなく、ロジックとフェアネスが最初から最後まで丁寧に構築されていていて、そして、予想外で意外性がありながらも腑に落ちる真相と動機。とてつもない満足感にあふれる読後感でした。

浦和蔦屋書店　唄健一郎さん　

村、雪、クローズド・サークル、読者への挑戦状。推理小説ファンの方！　すべてのワクワクがこの本に詰まってます！　本当に最後まで面白かったです！　記憶を消してもう一度最初から楽しみたいくらいです(笑)

未来屋書店水戸内原店　大谷典永さん　

王道ミステリの安心感が最高に気持ちいい!!　「楠谷佑」は優れたストーリーテラーだ。彼（彼ら）にこの物語に引き込まれ、読まされ、導かれる。謎解きの面白さを満喫させて貰った。

未来屋書店明石店　大田原牧さん　

楠谷先生、原稿の進み具合はいかがでしょうか？　田舎が舞台だと聞きましたよ。そのために、ご友人の地元、……そうそう宵待村へ行かれたとか。
え？　殺人事件に巻き込まれた？　　あ！　あの事件ですか？　先生が巻き込まれた殺人事件って!!　へ？　解決もした？　ってどういう事ですか!?　先生そこを詳しく!?

卓示書店河口湖BELL店　こたきかおりさん　

タイトルがすでに本格ミステリの香りなのですが、「合作推理作家」「エラリー・クイーン」「山奥の村」「大雪」からの「クローズド・サークル」という、ミステリ好きにはたまらないキーワードが盛り盛りで楽しみました。そして「読者への挑戦状」!!　最後までわくわくしながら読みました。

丸善丸の内本店　玉井佐和さん　

案山子の村で人が死ぬ。何かが起こる予感を引き立てられ、ザワザワと心が乱されました。伏線が絶妙に貼られていて唸りました。読者の見落としをしっかり狙い打ちされた感じです。探偵役の2人がとても魅力的で、次回作が楽しみです。

未来屋書店新浦安店　中村江梨花さん　

犯人を当ててやる。そう意気込んで、メモとペンを用意して、作中の出来事を整理しながら読みました。断片的な事実を整理して、何が起きているのかを読み解く、時間をかける読書の面白さを思い出しました。楽しかった。

スーパーブックスあおい書店春日店　並木宏誌さん　

エラリー・クイーン、本格推理小説愛に溢れていてミステリーファンの心を鷲摑みする!!　作中に出てきた小説も読んでみたくなりました。悲哀を感じさせる動機に胸が締め付けられました。

ジュンク堂書店名古屋栄店　西田有里さん　

しっかりと現代を感じさせながら、エラリー・クイーンや、かつての名作を書き上げた巨匠たちの息吹を感じさせるその作風は、往年のミステリーファンこそ歓喜するだろう。かく言う僕もその魅力に思いっきりまいってしまった。この作品こそ、正道のミステリーofミステリーだ。

虎ノ門書房田町店　根本隆仁さん　

〈読者への挑戦〉の1ページが粋と懐かしさで胸を熱くさせる。フェアプレイであるという、古き良き時代のミステリーの作法が立ち現れています。シリーズ第一弾ということでまたこのふたりに会えるのが楽しみです。

マルサン書店サントムーン店　原田里子さん　

大満足の本格ミステリ小説！ 読み応えがあり面白かったです！「読者への挑戦」が来た瞬間、思わず初めから読み直しました。クイーン好きの従兄弟同士で合作推理作家。シリーズ第一弾ということで、これから2人がどんな事件と遭うのか、どういう物語を作り出していくのか楽しみでなりません。

未来屋書店碑文谷店　福原夏菜美さん　

大学生で従兄弟で二人でひとりの職業作家。コンビの空気感が好きです。そして、読者への挑戦！テンション上がるに決まってます！これこそ著者との一騎打ちの瞬間。　大概負けるけど、楽しいから良し！

紀伊國屋書店広島店　藤井美樹さん　

真に優れた本格ミステリを読んだ時、「やられた！」という驚きよりも、「上手いなあ」と感心してしまう。『案山子の村の殺人』はまさにそんな作品。キャラクターの面白さ、巧妙なミスディレクション、伏線の見事さ、「読者への挑戦」の正々堂々ぶり、どれをとっても必要十分な書き方で無駄がなく、すべての文章に意味がある。「端正な本格ミステリ」の見本のような作品だ。

啓文社ゆめタウン呉店　三島政幸さん　

雪に閉ざされた山奥の村で起こる殺人。完璧なクローズドミステリの新たな傑作誕生！　著者からの挑戦には、完璧な敗北を喫したけれど、これ以上ないほどミステリを堪能できたので悔しくない！　犯人の意外性も殺人の動機も二転三転する展開もゾクゾクするほど面白かった。

六本松蔦屋書店　峯多美子さん　

山深い村での連続殺人事件、推理の手掛かりもきっちりフェアに提示されていてまさに読者への挑戦を謳ったミステリー。瑞々しさとミステリーの王道をいく骨太さが両立する作品。

岡本書店恵庭店　南聡子さん　

犯人が案山子としか思えない事件に絶句。犯人が全くわからず、ハラハラしながら、ページをめくり続けました。小説家である、大学生コンビのキレた推理に感服しました！　終始、鳥肌が立ち、驚愕的展開に圧倒されました！

紀伊國屋書店福岡本店　宗岡敦子さん　

たいっっっっへん、面白かったです。読後、本当に良いミステリを読んだ、という満足感に溢れました。とにかく今はもうシリーズの続きが読みたくて読みたくて。冷静に感想を書いている場合じゃない。来月くらいまでは待てます！！！　続きが！！！　読みたいです！！！！

田村書店吹田さんくす店　村上望美さん　

二度にわたる読者への挑戦状もミステリファンの心をくすぐるもので、当然チャレンジして負けました。犯人や犯行方法よりも何故、殺害しなければならなかったのかという動機に感嘆しました。あった……伏線あった……と。ミステリ好きがミステリ好きのために書いた愛すべきミステリ小説だと思いました！！

フタバ図書ツタヤGIGA祗園店　山﨑美代子さん　

天と地がひっくりかえるような衝撃。思考の根本を揺るがす真相に言葉を失う。著者の挑戦に太刀打ちできるなんて、とんでもない。トリックの論理に、秀逸さに拍手喝采。

ジュンク堂書店滋賀草津店　山中真理さん