〈家政夫くんは名探偵!〉シリーズ(マイナビ出版ファン文庫)や舞台化で話題の『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)の著者、楠谷佑先生の最新刊『案山子の村の殺人』が刊行されました。
現場は雪の密室、犯人は案山子(かかし)!? 案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる〝雪の密室〟の様相を呈していた――。合作推理作家の大学生コンビが謎に挑むシリーズ第一弾です!
直球の“犯人当て”ミステリとしてミステリ作家から絶賛の声が続々! 頂戴したコメントを紹介いたします(氏名の五十音順に掲載)。
■有栖川有栖先生
清々しいまでにストレートな犯人当て。〈読者への挑戦〉が二段階に分かれて挿入されているのもフェアで、意図が判るとうれしくなる。追いかけたくなる作家がまた一人増えた。
■大倉崇裕先生
〈読者への挑戦〉まで一気読みでした。シンプルで王道。これぞ、本格ミステリー。原点の面白さに触れた思いがします。
■岡崎琢磨先生
古典への敬愛に満ちあふれた、正統派フーダニット。若き書き手による、本格ミステリファンのための本格ミステリがここにあります。
■久住四季先生
なぜ真相に気づけなかった!? すべてのミステリ読者は、今すぐこれを読んで僕と同じ悔しさと喜びに頭を抱えてほしい。
■辻真先先生
論理の石段を積み重ね、真相を俯瞰する高台に登る過程を、推理といいます。案山子だらけの山村が、豊穣なミステリの里に変貌する! これはその感動の記録です。
二度に亙る〈読者への挑戦〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、正統的本格推理をぜひ、お楽しみください!
書名:『案山子の村の殺人』(かかしのむらのさつじん)
著者:楠谷佑(くすたに・たすく)
レーベル:ミステリ・フロンティア
判型:四六判仮フランス装
定価:1,980円 (本体価格:1,800円)
ページ数:404ページ
写真:Bong Grit/Getty Images
装幀:岩郷重力+K.K
刊行:2023年11月30日