みなさまこんにちは。市川憂人さんの〈マリア&漣〉シリーズ最新作、『ヴァンプドッグは叫ばない』は好評発売中です。「厳戒態勢が敷かれた都市と、密室状態の隠れ家で起こる連続殺人。殺人鬼が仕掛けた、想像を絶するトリックとは?」――という史上最大の難事件を描いている、読み応え抜群の本格ミステリです!
本書ではシリーズ初の試みとして、『ヴァンプドッグは叫ばない』を刊行前にいち早く読みたいという方に向けて、8月にゲラ版先読みキャンペーンをおこないました。今回、先読みしてくださった方々のご感想を、抜粋としてご紹介いたします。
みなさま、素敵なご感想を本当にありがとうございました!
【先読み読者のみなさまのご感想】
そんなことがあるのかと思う驚愕の連続に予測不能の事態。真相はこれだったのか、となってからの更にひっくり返る真相。最後は綺麗に繋がってこれ以上ないほどピタリと噛み合った時には爽快感さえ感じたほどです。(40代・女性)
騙されながら最後まで読ませていただきました。(中略)マリアもすごいが、この物語を作り上げて完成させた「市川憂人」という小説家が凄すぎる。面白かった!何度も読みたい。これ以上ない展開だと思います。(30代・女性)
これぞ一気読み。(中略)二段組350ページのボリュームを感じさせることなく、あっという間の大満足な時間でした。長編だからこその細かい伏線の丁寧な回収。傍点好きの自分としては大興奮の解決編でした。(40代・男性)
読んで3分で「面白すぎる!」と頭を抱え込みました!まるで超大作の洋画を見ているような傑作。(中略)これまでの<マリア&漣>シリーズの美味しいところが詰め込まれた集大成の超大作といったように感じました!(20代・女性)
SF要素を(中略)読者が置いていかれないように丁寧にかつ自然に提示されていた点が、印象的でした。丁寧に提示される分、真相の驚きと納得感そして、真相に辿り着けなかった悔しさ。どれもシリーズ最大の完成度だったと思います。(20代・男性)
最終章の衝撃を遥かに上回る衝撃的なエピローグだった。最後まで騙されました。脱帽です。(中略)あーあ、読み終わっちゃった。残念。(50代・男性)
そうきたか!!と、ページを遡って読み直し、自分なりに推理しましたが、その遥か上をいく展開に、もう完敗です。気持ちがいいくらいに、してやられました。(40代・女性)
「フーダニット」で、終盤に差し掛かってはもはや私は立っていられませんでした。あんなにも複雑極まりなかった謎同士が、ああも聡明なロジックと科学に裏打ちされた真実に化けるのか、と驚くばかり。(20代・男性)
私が今まで読んだミステリの中で最高峰の完成度を誇る作品となりました。マリア&漣シリーズの新作が出る度にこれ以上の傑作は出ないだろう…!と毎回思っていたのですが、そのハードルを乗り越えてくる市川先生に脱帽します(30代・女性)
ラスト100pは一気読みでした。いやー、たまらなかったです。構成の妙、舞台の雰囲気、マリアと漣たちの掛け合い、怒涛の真相解明。もう、何回叫ばせれば気が済むんですか市川さん。(40代・男性)
何重もの怒涛の展開には、ページをめくるのがもどかしいくらいでした。それまでの描写の全てが、パズルのピースを合わせるように、それでいて何度も姿を変える真相と余韻を残す結末……本当に最後まで目が離してはいけません(40代・男性)
全てが明らかになるにつれて構築されていく世界は圧倒的で読み終えたその時、プロローグまでもが違う表情を見せ始める。まさに再読したくなるミステリ(女性)
市川先生の先入観の裏切りと、そのトリックに毎度巻き込まれ、今回もまんまとはまってしまいました。(中略)本当に一気に読めました!(30代・女性)
これまで読者として、ミステリのサプライズにはもう数えきれないほどの衝撃を与えられてきたが、この作者の物語のひっくり返し方はもうスケールが大きすぎてまさに驚天動地と呼ぶしかない。(50代・男性)
一気読みでした!誰がどうなってるの、まさかのまさかでした。ヴァンプドックの正体は、予想もつきませんでした。やられました。(50代・女性)
そこかしこに散りばめられたナゾが最後に一気に回収される解決の仕方がいつも爽快!読後感も凄くスっとするような良い終わり方でした。続きが気になる終わり方もそそる!またしても次回が楽しみです!(30代・女性)
密室殺人に連続殺人。フーダニットからハウダニット、更にはホワイダニットまで……ミステリのありとあらゆる旨味を凝縮した究極の作品。(中略)視点の数だけ謎があり、読めば誰もが騙されてしまう。(10代・男性)
複数視点が入れ替わりそれぞれ進んでいた話が、終盤になるにつれ怒涛の勢いで繋がっていく展開に、毎度の如く読み進める手を止めることが出来ませんでした!(30代・女性)
大規模な事件の広がりにふさわしく、真相も十重二十重に奥の奥があり、ここからまだひっくり返るのか!と、解決パートがはじまってからは終幕までページを捲る手が止まりませんでした……!(20代・男性)
2段組み、341ページの推理小説に、少々恐れをなしたが、面白さにドンドン加速し、ページを置くころには、恐ろしさと切なさと見事さに、大小説誕生だなと感嘆した。(中略)今年のイチオシ作品と思う。(50代・女性)
シリーズ最新作にて最高傑作でした。(中略)昨今のミステリー作品はというと犯人当て、トリック、どんでん返しなど様々なことが求められると思います。しかし、マリア&漣シリーズはそれさえ通り越えた読書体験があります。(40代・男性)
解決編にて、(中略)油断して推理を読んでいると、足元を掬われました。(中略)切ない真相が見えてきます。この切なさは本シリーズ恒例の醍醐味であり、本シリーズファンも、ここからシリーズに入る人にもおすすめです。(20代・男性)
1度、いや2度、いや3度と、なんども驚かされました。自分の予想を遥かに超える展開。一度、よしよし犯人予想通りだと思ってたら…やられました。笑(中略)どんでん返し好きやミステリー好きな方には絶対読んで欲しい一作です(20代・男性)
市川憂人『ヴァンプドッグは叫ばない』(東京創元社/四六判上製)
【内容紹介】
U国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。襲撃犯一味のワゴン車が乗り捨てられていたのは、遠く離れたA州だった。応援要請を受け、マリアと漣は州都フェニックス市へ向かう。警察と軍の検問や空からの監視が行われる市内。だがその真の理由は、研究所から脱走した、二十年以上前に連続殺人を犯した男『ヴァンプドッグ』を捕らえるためだった。しかし、『ヴァンプドッグ』の過去の手口と同様の殺人が次々と起きてしまう。
一方、フェニックス市内の隠れ家に潜伏していた襲撃犯五人は、厳重な警戒態勢のため身動きが取れずにいたが、仲間の一人が邸内で殺されて…!? 厳戒態勢が敷かれた都市と、密室状態の隠れ家で起こる連続殺人の謎。マリアと漣が挑む史上最大の難事件! 大人気本格ミステリシリーズ第五弾。
一方、フェニックス市内の隠れ家に潜伏していた襲撃犯五人は、厳重な警戒態勢のため身動きが取れずにいたが、仲間の一人が邸内で殺されて…!? 厳戒態勢が敷かれた都市と、密室状態の隠れ家で起こる連続殺人の謎。マリアと漣が挑む史上最大の難事件! 大人気本格ミステリシリーズ第五弾。