9人のレジェンドへのインタビューも終盤。平尾に頼まれた松浪は、広島で当時若手だった2人の取材へ向かう。元選手ならではの質問も交え、和やかな雰囲気で進んだのだが……。
『九人のレジェンドと愚か者が一人』連載第7回
●これまでの連載●
第1回(2023年1月)
第2回(2023年2月)
第3回(2023年3月)
第4回(2023年4月)
第5回(2023年5月)
第6回(2023年6月)
■本城雅人(ほんじょう・まさと)
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』が第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年に『傍流の記者』が第159回直木三十五賞の候補となる。近著に『にごりの月に誘われ』『夢を喰う男』『残照』『キングメーカー』がある。