喫茶店、探偵事務所、占いの館、古書店……
さまざまなテナントが入居する雑居ビルを舞台にした連作短編集
『まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノート』
6月30日に発売になります!


著者の久青玩具堂(ひさお・がんぐどう)さんは、
玩具堂名義で『子ひつじは迷わない』(角川スニーカー文庫)や、
『探偵くんと鋭い山田さん』(MF文庫J)などを書かれてきた作家さんで
本書が初の単行本となります!

もともと『子ひつじは迷わない』の読者だった筆者(担当編集)、
『探偵くんと鋭い山田さん』を読んでいたところ、出てくるワードが

ホームズ
ノックスの十戒
ヴァン・ダインの二十則
そして  アンソニー・ホロヴィッツ……


執筆依頼にいくしかない……!!
(もちろん、それだけの理由ではありません)
玩具堂さんの作品の魅力、謎解きのおもしろさを、
本作でも読者に楽しんでいただけるように作りました。

6月30日を楽しみにお待ちください!!


〈あらすじ〉
高校生の小南通(こなみとおる)は、雨宿りに入った雑居ビルの喫茶店で“名探偵”に出会った――。
探偵事務所、占いの館、古書店など、ビルに店を構える店子が喫茶店に持ち込む奇妙な謎の数々。日常に退屈していた小南は謎解きに挑むが、正解に辿り着くのは決まって喫茶店店主の娘、三津橋芹(みつはしせり)だった。
会社員の周辺を調べ回る偽探偵の目的、失踪した大学生の行方を日記だけを手がかりに捜す、古書に記された江戸時代の秘剣密室殺人の真相など、トリッキーな難問に挑む高校生コンビの推理と、店子たちのほろ苦い人生模様を描く連作短編集。


〈著者紹介〉
久青玩具堂(ひさお・がんぐどう)

2010年、玩具堂名義の「なるたま~あるいは学園パズル」で第15回スニーカー大賞〈大賞〉を受賞。受賞作を改題した『子ひつじは迷わない』でデビュー。同作はシリーズ化され、ミステリ読者にも人気を博す。他の著作に『漂流王国』『探偵くんと鋭い山田さん』などがあり、本書が「久青玩具堂」名義での初の著書。

第1話「名刺は語らない」は発売中の『紙魚の手帖』vol.11にも掲載しています!