12月12日発売の松崎有理さん『シュレーディンガーの少女』(創元SF文庫)より、収録作のうち「六十五歳デス」「ペンローズの乙女」の二編を全文公開いたします!

この二編は以前Webに掲載しておりましたが、短編集の刊行にあたって改稿をしていただきましたので、短編集収録バージョンに差し替えて【最新版】として期間限定で公開することになりました。
ご購入を検討されている方も、そうでない方も、この機会にぜひお楽しみください。







『シュレーディンガーの少女』松崎有理(創元SF文庫)

【内容紹介】
すべての65歳に例外なく、プログラムされた死が訪れる世界。肥満者たちをテレビスタジオに集め、公開デスゲームを開催する健康至上主義社会。あらゆる数学を市民に禁じ、違反者を捕らえては刑に処している王国。はたまた日々の食卓から、秋刀魚が消え失せてしまった未来――様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いた、コミカルでちょっぴりダークな短編集。著者あとがき=松崎有理

【収録作品】
「六十五歳デス」
「太っていたらだめですか?」
「異世界数学」
「秋刀魚(さんま)、苦いかしょっぱいか」
「ペンローズの乙女」
「シュレーディンガーの少女」


 ■松崎有理(まつざき・ゆうり)
1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。近著に『架空論文投稿計画』『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』など。