ひょんなことから妖怪の子預かり屋を命じられた健気な少年・弥助(やすけ)と、育ての親で怪しい過去をもつ青年・千弥(せんや)、そして弥助のもとを訪れる妖怪たちが織りなす、可愛くて、愉快で、ちょっぴり怖い、ハートウォーミングなお江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子預かります〉シリーズ。
大人気の〈妖怪の子預かります〉シリーズは、10巻『弥助の秋、千弥の冬』で感動的なクライマックスを迎えましたが、“妖怪の子ロス”の皆様に朗報です! 2021年12月、装いも新たに新シリーズ〈妖怪の子、育てます〉が始まりました。
○2巻『千吉と双子、修業をする』
○1巻『妖怪の子、育てます』
大人気の〈妖怪の子預かります〉シリーズは、10巻『弥助の秋、千弥の冬』で感動的なクライマックスを迎えましたが、“妖怪の子ロス”の皆様に朗報です! 2021年12月、装いも新たに新シリーズ〈妖怪の子、育てます〉が始まりました。
主人公の弥助をはじめ、梅吉や津弓、玉雪ほかの妖怪レギュラー陣も健在です。それだけではありません、新たに久蔵の双子の娘たち、妖怪奉行所東の地宮の奉行・月夜公(つくよのぎみ)のライヴァル、西の天宮の奉行で犬神の長・朔ノ宮(さくのみや)と従者の鼓丸(つづみまる)など、新たな妖怪たちも登場して、いよいよ物語を盛り上げます。
○最新刊(3巻)『妖(あやかし)たちの気ままな日常』
「軒先にたたずむもの」
千吉が修業に行ってひとりの夜、弥助が住む小屋の軒先にひっそりたたずむ気配が。人恋しげなその妖怪を弥助は招き入れるが……。
「仲の悪い三兄弟」
弥助が留守の家に、石地蔵そっくりの妖怪が子供をあずけに来た。千吉は自分だけでも子預かりをできると引き受けたが、預かった3人の兄弟は仲が悪く喧嘩ばかり。
「迷子のへちま」
道に迷った貸し道具屋のへちまこと、若旦那の宗太郎が入った不吉な感じの家で待っていたのは……。
「蛍狩り」
妖怪奉行所東の地宮の筆頭烏天狗である飛黒は、お役目熱心。月夜公のお呼びがかかればいかなるときでも駆けつける。だが、それが奥方との大事な約束の最中となれば、奥方は気分がいいわけがない。
「秘密の茶飲み友達」
千吉の成長が気になって仕方がない月夜公。玉雪に様子を聞こうとしたが、密偵になるのはいやだと断られてしまう。そこで、月夜公がとった手段とは?
「蛙達の家探し」
これまで住んでいた家が狭くなった蛙の夫婦、青兵衛と蘇芳は、新しい家を探すことに。
「冬の訪れ」
なきは持たざる妖怪、どれほど欲しいと思っても何ひとつ自分のものにできないのだ。そんななきが細雪丸の頼みで千吉の様子を見に行くと……
「年末の餅つき」
大晦日も近い師走のある日の早朝、足を滑らせた弥助は腕を骨折、今年の餅つきはどうなる!?
「鼓丸の毛」
千吉と双子のよき先輩妖怪、犬神の鼓丸。水に濡れたその姿をみた子供達は……。
〈妖怪オリジナルキャラクター〉大賞に選ばれた妖怪が登場する2編を含む全9編を収録、おなじみの妖怪たちのほっこりした日常を綴った短編集。
千吉が修業に行ってひとりの夜、弥助が住む小屋の軒先にひっそりたたずむ気配が。人恋しげなその妖怪を弥助は招き入れるが……。
「仲の悪い三兄弟」
弥助が留守の家に、石地蔵そっくりの妖怪が子供をあずけに来た。千吉は自分だけでも子預かりをできると引き受けたが、預かった3人の兄弟は仲が悪く喧嘩ばかり。
「迷子のへちま」
道に迷った貸し道具屋のへちまこと、若旦那の宗太郎が入った不吉な感じの家で待っていたのは……。
「蛍狩り」
妖怪奉行所東の地宮の筆頭烏天狗である飛黒は、お役目熱心。月夜公のお呼びがかかればいかなるときでも駆けつける。だが、それが奥方との大事な約束の最中となれば、奥方は気分がいいわけがない。
「秘密の茶飲み友達」
千吉の成長が気になって仕方がない月夜公。玉雪に様子を聞こうとしたが、密偵になるのはいやだと断られてしまう。そこで、月夜公がとった手段とは?
「蛙達の家探し」
これまで住んでいた家が狭くなった蛙の夫婦、青兵衛と蘇芳は、新しい家を探すことに。
「冬の訪れ」
なきは持たざる妖怪、どれほど欲しいと思っても何ひとつ自分のものにできないのだ。そんななきが細雪丸の頼みで千吉の様子を見に行くと……
「年末の餅つき」
大晦日も近い師走のある日の早朝、足を滑らせた弥助は腕を骨折、今年の餅つきはどうなる!?
「鼓丸の毛」
千吉と双子のよき先輩妖怪、犬神の鼓丸。水に濡れたその姿をみた子供達は……。
〈妖怪オリジナルキャラクター〉大賞に選ばれた妖怪が登場する2編を含む全9編を収録、おなじみの妖怪たちのほっこりした日常を綴った短編集。
○2巻『千吉と双子、修業をする』
千吉は大好きな兄、弥助を守るために力がほしいと、共に育った半妖の双子、天音(あまね)・銀音(ぎんね)と一緒に妖怪奉行所西の天宮のお奉行、朔ノ宮に弟子入りした。ところが仕事といっても朔ノ宮のおやつを作ったり、西の天宮に仕える犬神たちの遊びに付き合ったりと雑用ばかりで、一向に術らしきものを教えてくれる気配もない。ようやくひとつだけ教えてくれた術・千香の術も、役に立つのかわからぬ始末。のんびりやの双子とは対照的に、千吉の苛立ちはつのるばかりだった。そんなある日のこと、弥助に子妖を預けた化け獺(かわうそ)が、期日を過ぎても一向に迎えにこない。兄との時間を邪魔されて腹が立った千吉は、双子と朔ノ宮の従者鼓丸を巻き込んで、化け獺を捜す決心をした。好調〈妖怪の子、育てます〉シリーズ第2弾。巻末に犬猿の仲である二人の妖怪奉行、東の月夜公と西の朔ノ宮の出会いを描いた短編「馴れ初め」、千吉と双子が留守の弥助と久蔵を描いた「親達の夜更かし」を収録。〈妖怪オリジナルキャラクター〉結果発表も。
○1巻『妖怪の子、育てます』
江戸の片隅で妖怪の子預かり屋を営む一人の若者がいた。その名は弥助。妖怪に育てられたのだが、ある事件で育ての親を失い、かわりに授かった赤ん坊千吉を、今度は懸命に育てている。顔なじみの妖怪達は遊びにくるし、入れ替わり立ち替わり子供を預けに来る妖怪もいるしで、騒ぎの絶えない毎日だ。そんなある日、弥助の大家、久蔵の双子の娘、天音と銀音が不気味な黒い影に掠われた。どうやらさらったのは人間でも妖怪でもないらしく、捜索は西の天宮の奉行・朔ノ宮の手に託されることに。現場を目撃した千吉と弥助は、朔ノ宮の命を受けて捜査に協力するが……。妖怪の子預かり屋を続ける弥助のもとにやってくる、子妖怪たちが引き起こす珍騒動も相変わらずで、楽しさもドキドキも倍増の面白さ! 〈妖怪の子預かります〉第2シーズン開幕。