2ヶ月に一度の「激押し!」企画、8月は『探偵は教室にいない』(川澄浩平)です。

探偵は教室にいない_激押し

【内容紹介】
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていた頭の切れる彼とは、長いこと会っていなかった。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――学校に通わない名探偵・鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、九年ぶりに再会を果たす。札幌を舞台に、少年少女たちが謎を通して大切なことに気づいていく、第28回鮎川哲也賞受賞作。著者あとがき=川澄浩平

北海道在住の作家が、北海道を舞台に描く青春ミステリ。日常の謎を描くミステリとしても、学生時代のエモさ、葛藤を追体験できる青春小説としても楽しめる作品です。ちなみに、探偵役の鳥飼歩くんが甘いお菓子が大好きなので、甘いお菓子がよく出てきます。お腹が空く作品でもありますので、ケーキやクッキーなど、甘いものを準備してから読むのがオススメです。

今月、続編である『探偵は友人ではない』も文庫化予定。こちらも併せてご一読ください!
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488449223


●前回までの「激押し!」記事はこちら











探偵は友人ではない (創元推理文庫)
川澄 浩平
東京創元社
2022-09-20