謎めいた人質立てこもり事件は緊迫の犯人追跡劇へと変貌する。
そして――意外きわまる結末が!
『死んだレモン』の著者がふたたび衝撃をもたらす!
そして――意外きわまる結末が!
『死んだレモン』の著者がふたたび衝撃をもたらす!
みなさまこんにちは。フィン・ベル『壊れた世界で彼は』が5月30日に発売となります!
本書は刊行前にいち早く読みたいという方に向けて、ゲラ版先読みキャンペーンをおこないました。今回は、先読みしてくださった方のご感想を抜粋してご紹介いたします。今回も熱い、素敵なご感想をたくさんお送りいただきました!
ネタバレはございませんので、ぜひ読書の参考にしていただけますと幸いです。
【あらすじ】
ニュージーランドの小さな町で人質事件が発生。民家に銃を持った男たちが立てこもったと知らされ、刑事ニックは現場に急行する。銃声をきっかけに狙撃班が銃弾を浴びせたところ、大爆発が! 機動隊が妻と娘たちを救出。爆発跡からギャング5人の死体が見つかるが、夫の姿はない。警察は犯人グループのひとりが夫を連れて逃亡したと考え、捜索を開始するが。意外性抜群の衝撃作。
【先読み読者のみなさんのご感想】
この物語がどこへつれていってくれるのか、どこへ向かおうとしているのか、まるでわからずハラハラと読み進め…こんなに胸を打たれる結末になるとは思いもしなかった。(中略)凄まじく素晴らしい、心に残る物語でした。(30代女性の方)
極めて【巧妙で精緻】な小説でした。ミステリー好きの私としては、久しぶりに「美しいミステリー」に出会えた気がしました。(50代男性の方)
この作者らしい、骨太でしっかりした提示に、噛みしめる様に読み進めた。
作者の底力と訳者のセンスも堪能できる、一押しのミステリー。(50代女性の方)
バディ物が好きな人には絶対おススメ!
主人公ニックが深い心の傷と向き合いながら、謎が深まるばかりの事件の真相を追う姿、そしてそんな彼の周りにいる人々との精神的なつながり、舞台となっているニュージーランドの大自然の迫力ある描写。
想像の中で映像化しながら、どれもどっぷり浸かって読みました!一気読み必至です!!(40代女性の方)
早くも次作に期待したい作家の最新作をいち早く拝読できた事に感謝します。素晴らしい衝撃作でした。(30代女性の方)
知れば知るほど深まる謎、そして驚愕の展開…何が来ても大丈夫な様に構えて読んだはずなのに、呆気なく喜怒哀楽の主導権を握られ、2度3度と揺さぶられる感情にラストは震えが止まりませんでした。(40代男性の方)
民家での立てこもり事件、なんと爆発までおこり、実に印象的な幕開け。軽妙な語り口と構成の妙で、のめり込まずにはいられません。(中略)ニュージーランドの風土を舞台にしてこそ成り立つこの作品、南半球から届いたこのミステリーが、私を新しい世界に連れて行ってくれました。(50代女性の方)
一般市民宅での立てこもり事件から始まり、その後も不可解な出来事がパズルのピースとしてばらまかれ、それが最後の最後に正しい形で収まったとき、思わず心が震えました。(30代女性の方)
小さな町の人質事件、銃撃戦、そして爆発。
ギャングまで絡むこの物語はけして地味ではない。
むしろこれでもかという派手な舞台装置の数々に、緊迫した男たちのやりとり。
読み進める手が止まらなくなるほどの興奮と、クライマックスの衝撃。
どれをとっても静寂とは無縁なのに、読んでいる間頭の中を占めていたのは「なんて静かな物語なんだろう」。(40代女性の方)
このほかにもたくさんの素敵なご感想をいただきました! 抜粋でのご紹介になってしまい残念ですが、みなさまのご感想が励みになっております。また、ゲラ版先読みキャンペーンの企画自体を喜んでくださる方も多く、とても参考になりました。
ご参加くださったみなさま、誠にありがとうございました!
フィン・ベル『壊れた世界で彼は』は5月30日発売です。どうぞよろしくお願いいたします。
■著者紹介
フィン・ベル/Finn Bell
1978年南アフリカ生まれ。法心理学の専門家として、南アフリカの裁判所や刑務所で被告人や受刑者の心のケアにあたっていた。その後ニュージーランドへ移住し、ウェリントンの刑務所で精神鑑定や受刑者のカウンセリングなどに従事する。2016年にパートナーとともに生活拠点を南島のダニーデンへと移し、専業作家としてのスタートを切る。2016年に『死んだレモン』(Dead Lemons(2019年にThe Killing Groundに改題))をAmazon Kindle ダイレクト・パブリッシングで発表し、ナイオ・マーシュ賞新人賞を受賞した。その他の著作にOne Last Kill(旧題Pancake Money)などがある。
■訳者紹介
安達眞弓/Adachi Mayumi
外資系企業での社内翻訳者を経てフリーの翻訳者となる。主な訳書にタイラー・ディルツ『悪い夢さえ見なければ』『ペインスケール 』、エリザベス・デイリー『閉ざされた庭で』、マックス・アフォード『闇と静謐』、タン・フランス『僕は僕のままで』、フィン・ベル『死んだレモン』などがある。