みなさまこんにちは。翻訳ミステリ班Sです。
2月から3月にかけて、東京創元社の2022年新刊ラインナップをオンラインで紹介しました。
※価格は総額表示、タイトルは一部仮題です。
*5月刊行
著者:アーナルデュル・インドリダソン
訳者:柳沢由実子
定価:2,200円
湖の畔のサマーハウスで自殺した女性。数年前に母親を亡くして以来、降霊術師のもとに出入りしていたという。捜査官エーレンデュルはわずかな疑問を胸に孤独な捜査を進める。
『嘘の木』
著者:フランシス・ハーディング
訳者:児玉敦子
定価:1,320円
翼ある人類の化石の発見者である博士が謎の死を遂げる。父の死因に疑問を抱いた娘フェイスは、事件を密かに調べるが……。コスタ賞大賞・児童書部門ダブル受賞の傑作文庫化。
『南の子供たち』
著者:S・J・ローザン
訳者:直良和美
定価:1,386円
【リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ】
私立探偵のリディアは、相棒のビルと南部へ向かう。殺人容疑者となった親戚の無実を証明するためだが、本人は脱走していた。現代ハードボイルド最高のシリーズの帰還!
『壊れた世界で彼は』
著者:フィン・ベル
訳者:安達眞弓
定価:1,144円
民家で立てこもり事件が発生。刑事ニックは人質を連れて逃亡した犯人のひとりを捜索するが、予想外の事件が次々と……。『死んだレモン』の著者が放つ意外性抜群の衝撃作!
*6月刊行
著者:C・J・ボックス
訳者:野口百合子
定価:1,386円
『裏切り』〈上下巻〉
著者:シャルロッテ・リンク
訳者:浅井晶子
定価:1,320円
元警部の父親が惨殺され打ちのめされたロンドン警視庁女性刑事の悲しみ。最後の最後まで読者は裏切りの数々に翻弄されることになる。ドイツで160万部超の大ベストセラー!
著者:マーティ・ウィンゲイト
訳者:藤井美佐子
定価:1,320円
アガサ・クリスティなどの初版本のコレクションを所蔵する初版本協会。その新米キュレーターのわたしは、ある朝、図書室で死体を発見して……。ミステリ・シリーズ開幕!
*7月刊行
『呑み込まれた男』
著者:エドワード・ケアリー
ピノッキオを捜すうち巨きな魚に呑み込まれたジュゼッペ老人。絶望的な状況下、老人は過去を想い、日々手記を綴った……。鬼才ケアリーが描く、もう一つのピノッキオの物語。
閉ざされた観覧車のカプセルに乗り込んだいとこが消えてしまった! 「ふつうの人とはちがう」頭脳を持つ少年が謎に挑む。カーネギー賞受賞作家の清々しい謎解きミステリ!
『優等生は探偵に向かない』
著者:ホリー・ジャクソン
友人の兄が失踪し、高校生のピップはSNSなどを使って調査をはじめる。とてつもない衝撃が待ち受ける、年末ミステリランキング1位『自由研究には向かない殺人』続編!
『石、紙、ハサミ(仮)』
著者:アリス・フィーニー
古いチャペルに二人きりで滞在することになった夫婦。猛吹雪で外界と隔絶するふたりに奇妙な出来事が――。『彼と彼女の衝撃の瞬間』を超える、今年最高の衝撃が待つ傑作!
以上、どれも東京創元社翻訳ミステリ班が自信を持ってお送りする作品ばかりです!
さらなる今後のラインナップについては、メールマガジンや公式SNS等でお知らせしていきます。
どうぞお楽しみに~!
2月から3月にかけて、東京創元社の2022年新刊ラインナップをオンラインで紹介しました。
何人かの著訳者からスペシャルメッセージをいただき、刊行予定リストも無料配布しましたが、YouTubeの配信はご覧いただけましたでしょうか? まだまだアーカイブ視聴&刊行予定リストのダウンロードはできますので、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
今回の記事では、今年の5月から7月にかけての翻訳ミステリの刊行ラインナップをご紹介いたします!
担当編集者によるひとことつきです! ご一読いただき、ぜひ今後の読書計画のご参考にしていただけますと幸いです。※価格は総額表示、タイトルは一部仮題です。
*5月刊行
著者:アーナルデュル・インドリダソン
訳者:柳沢由実子
定価:2,200円
湖の畔のサマーハウスで自殺した女性。数年前に母親を亡くして以来、降霊術師のもとに出入りしていたという。捜査官エーレンデュルはわずかな疑問を胸に孤独な捜査を進める。
担当者コメント:北欧だけでなく世界のミステリ界をリードする著者。今回もその名に恥じない、読み応えたっぷりの作品です。死んだ母親からの合図、それは母親の愛読書プルーストの『失われた時を求めて』の一冊……。ぞくっとします!
『嘘の木』
著者:フランシス・ハーディング
訳者:児玉敦子
定価:1,320円
翼ある人類の化石の発見者である博士が謎の死を遂げる。父の死因に疑問を抱いた娘フェイスは、事件を密かに調べるが……。コスタ賞大賞・児童書部門ダブル受賞の傑作文庫化。
担当者コメント:
ミステリとしても、ファンタジイとしても、少女の成長小説としても、読み方は自由ですが、どう読んでも傑作! なんといっても主人公フェイスのキャラクターが素晴らしいんです。
『南の子供たち』
著者:S・J・ローザン
訳者:直良和美
定価:1,386円
【リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ】
私立探偵のリディアは、相棒のビルと南部へ向かう。殺人容疑者となった親戚の無実を証明するためだが、本人は脱走していた。現代ハードボイルド最高のシリーズの帰還!
担当者コメント:
ひさびさにローザンの長編をお届けできるのがうれしいです! 本当にすばらしいシリーズなので、どうぞこの本でリディアとビルという魅力的な私立探偵ふたりに再会したり、初めて出会ったりしてください。
『壊れた世界で彼は』
著者:フィン・ベル
訳者:安達眞弓
定価:1,144円
民家で立てこもり事件が発生。刑事ニックは人質を連れて逃亡した犯人のひとりを捜索するが、予想外の事件が次々と……。『死んだレモン』の著者が放つ意外性抜群の衝撃作!
担当者コメント:
冒頭の立てこもり事件からノンストップで進む! この著者らしい意外性の演出が素晴らしい!! と同時に、とてもエモーショナルなミステリでもあります。ゲラを読んでいて何度も目が潤みました……。
*6月刊行
著者:C・J・ボックス
訳者:野口百合子
定価:1,386円
【猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ】
ジョーの養女が殴られ、意識不明の状態に。家族の危機、悪辣な犯罪と大自然の脅威に立ち向かう猟区管理官ジョー・ピケットを描く、大人気冒険サスペンス・シリーズ最新作!
担当者コメント:
自分の家族の危機に立ち向かうジョーの姿に、ハラハラしっぱなしです。おなじみネイトも登場&大ピンチに……。大自然との闘いや格好良いアクションも堪能しつつ、家族の絆について考えさせられる作品です。
『裏切り』〈上下巻〉
著者:シャルロッテ・リンク
訳者:浅井晶子
定価:1,320円
元警部の父親が惨殺され打ちのめされたロンドン警視庁女性刑事の悲しみ。最後の最後まで読者は裏切りの数々に翻弄されることになる。ドイツで160万部超の大ベストセラー!
担当者コメント:
「上下巻がまったく気にならずにとにかく引き込まれました!」と校正者も絶賛。とても途中ではやめられませんよ! これさえあれば、満員電車で座れないまま何時間立たされようが気になりません。
著者:マーティ・ウィンゲイト
訳者:藤井美佐子
定価:1,320円
アガサ・クリスティなどの初版本のコレクションを所蔵する初版本協会。その新米キュレーターのわたしは、ある朝、図書室で死体を発見して……。ミステリ・シリーズ開幕!
担当者コメント:
ミステリの女王のあの名作にそっくりの事件が発生! 本への愛に満ちたシリーズの二作目です。刊行が決まっていまして、モチーフはドロシー・L・セイヤーズです。
*7月刊行
『呑み込まれた男』
著者:エドワード・ケアリー
訳者:古屋美登里
定価:2,310円
ピノッキオを捜すうち巨きな魚に呑み込まれたジュゼッペ老人。絶望的な状況下、老人は過去を想い、日々手記を綴った……。鬼才ケアリーが描く、もう一つのピノッキオの物語。
担当者コメント:
あのエドワード・ケアリーのピノッキオというだけで、絶対一筋縄ではいかない気がしませんか? 今回もイラスト、造形を駆使して、これでもかと独自の世界を展開。ピノッキオ好きも、著者のファンも必読。
『ロンドン・アイの謎』
著者:シヴォーン・ダウド訳者:越前敏弥
定価:2,090円
閉ざされた観覧車のカプセルに乗り込んだいとこが消えてしまった! 「ふつうの人とはちがう」頭脳を持つ少年が謎に挑む。カーネギー賞受賞作家の清々しい謎解きミステリ!
担当者コメント:
12歳の少年の謎解きと成長を描く、子供から大人まで楽しめる爽やかな青春ミステリです。ぜひご一読いただき、まわりのお子さんにおすすめしていただければ幸いです。
『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人【新訳版】』
著者:アガサ・クリスティ訳者:山田順子
定価:990円
【名作ミステリ新訳プロジェクト】
牧師館で治安判事が殺害された。難航する警察の捜査をよそに、おしゃべりで穿鑿好きの老婦人が事件を解決に導く。クリスティの二大探偵のひとりミス・マープルの初登場作。
担当者コメント:
ミス・マープル初登場の1冊。こんな老婦人、絶対イギリスにいそう。ミステリの登場人物だから魅力的だけど、実際隣に住んでたらちょっとどうかなと思ってしまいます。悪いことできないですね。しないけど。
『優等生は探偵に向かない』
著者:ホリー・ジャクソン
訳者:服部京子
定価:1,430円
友人の兄が失踪し、高校生のピップはSNSなどを使って調査をはじめる。とてつもない衝撃が待ち受ける、年末ミステリランキング1位『自由研究には向かない殺人』続編!
担当者コメント:
いやもう、「とにかくすごいミステリですよ!!」と断言いたします! 真相に驚かされること間違いなしです。たくさんの写真や間取り図、インタビューなどが掲載され、ピップの調査の過程をリアルに感じられるところも最高に面白いです。
『石、紙、ハサミ(仮)』
著者:アリス・フィーニー
訳者:越智睦
定価:1,298円
古いチャペルに二人きりで滞在することになった夫婦。猛吹雪で外界と隔絶するふたりに奇妙な出来事が――。『彼と彼女の衝撃の瞬間』を超える、今年最高の衝撃が待つ傑作!
担当者コメント:
「みなさまこれはすごいですよ!」と自信をもってお勧めできる作品です。急展開に次ぐ急展開で、何回読んでも「よくできた作品だな~」と惚れ惚れしてしまいます。
以上、どれも東京創元社翻訳ミステリ班が自信を持ってお送りする作品ばかりです!
さらなる今後のラインナップについては、メールマガジンや公式SNS等でお知らせしていきます。
どうぞお楽しみに~!
(東京創元社S)