ひょんなことから妖怪の子預かり屋を命じられた健気な少年弥助と、育ての親で怪しい過去をもつ青年千弥、そして弥助のもとを訪れる妖怪たちが織りなす、可愛くて、愉快で、ちょっぴり怖い、ハートウォーミングなお江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子預かります〉シリーズ。
 大人気の〈妖怪の子預かります〉シリーズは、10巻『弥助の秋、千弥の冬』で感動的なクライマックスを迎えましたが、“妖怪の子ロス”の皆様に朗報です! 2021年12月、装いも新たに新シリーズ〈妖怪の子、育てます〉が始まりました。
 主人公の弥助をはじめ、梅吉や津弓、玉雪ほかの妖怪レギュラー陣も健在です。それだけではありません、新たに久蔵の双子の娘たち、妖怪奉行所東の地宮の奉行・月夜公のライヴァル、西の天宮の奉行で犬神の長・朔ノ宮と従者の鼓丸、井戸の守り手黒守など、新たな妖怪たちも登場して、いよいよ物語を盛り上げます。

 1巻『妖怪の子、育てます』では、久蔵の双子の娘が不気味な影にさらわれてしまいます。どうやらさらったのは人間でも妖怪でもないらしく、捜索は西の天宮の奉行・朔ノ宮の手に託されることに。現場を目撃した弥助の養い子千吉と弥助は、朔ノ宮の命を受けて捜査に協力するが……。妖怪の子預かり屋を続ける弥助のもとにやってくる、子妖怪たちが引き起こす珍騒動も相変わらずで、楽しさもドキドキも倍増の面白さです。

『妖怪の子、育てます』では皆さまから〈妖怪オリジナルキャラクター〉を募集しています。
 詳しくは文庫巻末の応募要項をご覧ください。

 結果は2022年秋刊行予定の2巻目で発表、さらに選出された妖怪キャラクターは、3巻に掲載する短編に登場します。

 児童書版をお読みいただいている皆様、『妖怪の子、育てます』も、もちろん児童書版があります。2月上旬発売です。こちらでも〈妖怪オリジナルキャラクター〉募集を行いますので、是非よろしくお願いします!