デビュー10周年を迎え、〈マカン・マラン〉シリーズが大ヒット中!
『風の向こうへ駆け抜けろ』のドラマ化も発表された
古内一絵さんの最新作『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』が刊行になります。
時代が変わり、働き方もめまぐるしく変化するなかで、自分はどう働いていけばいいのか。
悩む瞬間が、誰しもあるのではないかと思います。
そんなすべての人にエールをおくる作品が『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』です!!
――――――――――――――――
🎬開幕 バック・トゥ・ザ・ナインティーズ
老舗映画会社・銀都活劇(通称・銀活)が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まった。新元号が発表され、世間がお祭りムードの日に、DVD宣伝グループを率いる砂原江見は考え込んでいた。それでも働き続ける私は、会社の名前が消える前にどんな仕事がしたいのか?
🎬第二幕 令和戦線異状あり
世渡り術で出世してきたビデオグラム事業グループ長の葉山学は驚いていた。部下の砂原江見が、買収前の混乱期にわざわざ新企画書「デジタルリマスター、ブルーレイ&DVD販促企画 さよなら銀活、九十年代トリビュート」を出してきたのだ。平成最後の10連休直前、めんどくさいことはしたくない。そんなときに限って、トラブルは続き――。
🎬第三幕 ゆとり羊は九〇年代の夢を見るか?
今日も待ち合わせ場所に現れない彼氏、契約社員として滑り込んだ会社は買収目前。踏んだり蹴ったりの若林令奈は、上司の砂原江見が立ち上げた企画「さよなら銀活、九十年代トリビュート」の準備を進めていた。90年代の銀活の映画に心躍る一方で、対照的な現在の自分にも悩んでしまい……。
🎬第四幕 女も男もいない舗道
銀活を退社後、父から引き継いだ事業は順調、価値観を共有する友人もいる小笠原麗羅(葉山学の同期)だったが、NGO活動をする姉とは長年うまく付き合えずにいた。砂原江見が「さよなら銀活、九十年代トリビュート」という企画の相談を持ち込んだことをきっかけに、麗羅は銀活時代の同期・北野咲子に連絡を取る。
🎬第五幕 あおさぎ、たちずさんで
北野咲子は、自分に言い聞かせていた。子どもの中学受験のために銀活を退職したことも、周囲が母親ならばそれが当然という態度をとっても、自分で決めた結果なのだから――。そんなとき、咲子がプロデューサーとして制作した映画「サザンクロス」の販促上映のしらせと、その際に行うトークショーに登壇してほしいという依頼が届く。
🎬第六幕 第三の女
野毛由紀子は、仕事でも家庭でも権力の匂いを嗅ぎ分けて生きてきた。いまや銀活の映画宣伝チームの長、夫がいて子どもがいて、これまでの選択は何一つ間違っていなかったはずだ。私の平穏を乱す者は許さない。特に砂原江見みたいに、少し違う空気をまとった存在は要注意。しかし、周囲は江見の販促企画に協力的で……。
🎬閉幕 時をかける我ら
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なお、『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』だけでお楽しみいただける内容になっていますが、ぜひ『キネマトグラフィカ』も手に取ってみてください。 また違う時代で、そのとき選んだ働き方で頑張る咲子や学、麗羅たち”平成元年組”に出会えます。
古内一絵さんの10周年情報はこちら!
次回は一足先に『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』を読んでくださった書店員さんの声をお届けします!
『風の向こうへ駆け抜けろ』のドラマ化も発表された
古内一絵さんの最新作『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』が刊行になります。
時代が変わり、働き方もめまぐるしく変化するなかで、自分はどう働いていけばいいのか。
悩む瞬間が、誰しもあるのではないかと思います。
そんなすべての人にエールをおくる作品が『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』です!!
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🎬開幕 バック・トゥ・ザ・ナインティーズ
老舗映画会社・銀都活劇(通称・銀活)が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まった。新元号が発表され、世間がお祭りムードの日に、DVD宣伝グループを率いる砂原江見は考え込んでいた。それでも働き続ける私は、会社の名前が消える前にどんな仕事がしたいのか?
🎬第二幕 令和戦線異状あり
世渡り術で出世してきたビデオグラム事業グループ長の葉山学は驚いていた。部下の砂原江見が、買収前の混乱期にわざわざ新企画書「デジタルリマスター、ブルーレイ&DVD販促企画 さよなら銀活、九十年代トリビュート」を出してきたのだ。平成最後の10連休直前、めんどくさいことはしたくない。そんなときに限って、トラブルは続き――。
🎬第三幕 ゆとり羊は九〇年代の夢を見るか?
今日も待ち合わせ場所に現れない彼氏、契約社員として滑り込んだ会社は買収目前。踏んだり蹴ったりの若林令奈は、上司の砂原江見が立ち上げた企画「さよなら銀活、九十年代トリビュート」の準備を進めていた。90年代の銀活の映画に心躍る一方で、対照的な現在の自分にも悩んでしまい……。
🎬第四幕 女も男もいない舗道
銀活を退社後、父から引き継いだ事業は順調、価値観を共有する友人もいる小笠原麗羅(葉山学の同期)だったが、NGO活動をする姉とは長年うまく付き合えずにいた。砂原江見が「さよなら銀活、九十年代トリビュート」という企画の相談を持ち込んだことをきっかけに、麗羅は銀活時代の同期・北野咲子に連絡を取る。
🎬第五幕 あおさぎ、たちずさんで
北野咲子は、自分に言い聞かせていた。子どもの中学受験のために銀活を退職したことも、周囲が母親ならばそれが当然という態度をとっても、自分で決めた結果なのだから――。そんなとき、咲子がプロデューサーとして制作した映画「サザンクロス」の販促上映のしらせと、その際に行うトークショーに登壇してほしいという依頼が届く。
🎬第六幕 第三の女
野毛由紀子は、仕事でも家庭でも権力の匂いを嗅ぎ分けて生きてきた。いまや銀活の映画宣伝チームの長、夫がいて子どもがいて、これまでの選択は何一つ間違っていなかったはずだ。私の平穏を乱す者は許さない。特に砂原江見みたいに、少し違う空気をまとった存在は要注意。しかし、周囲は江見の販促企画に協力的で……。
🎬閉幕 時をかける我ら
業務変更も、人員削減もない――営業譲渡発表直後はそう繰り返していた銀活の経営陣は、早々に退職者の募集を始めた。時代や会社に翻弄されながら、自分たちはどのように働きたいのか。各々の揺れる思いを胸に、今日も仕事に向かう。
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なお、『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』だけでお楽しみいただける内容になっていますが、ぜひ『キネマトグラフィカ』も手に取ってみてください。 また違う時代で、そのとき選んだ働き方で頑張る咲子や学、麗羅たち”平成元年組”に出会えます。
古内一絵さんの10周年情報はこちら!
次回は一足先に『二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ』を読んでくださった書店員さんの声をお届けします!