スティーヴン・スポッツウッド『幸運は死者に味方する』が発売になりました。

ニューヨークきっての探偵リリアン・ペンテコストと、その助手の元サーカス娘。
そんな母と娘ほど年の離れた探偵コンビが登場する『幸運は死者に味方する』は、アメリカで大手出版社が高額で版権取得し、本国でも好評価のデビューミステリ。

この魅力的な探偵コンビが登場するデビュー作を早く読者の方に読んでいただきたい! という思いから、ゲラ版での先読みキャンペーンを実施しました。この記事では、皆様から頂戴した感想のごく一部をご紹介いたします。
素敵な感想を寄せてくださった方々、またご応募くださった皆様に厚く御礼を申し上げます。

////

使い古された言葉だけれど、ページを捲る手が止まらなかった。元サーカス団員というユニークな肩書きをもつウィルと、彼女の雇い主であり、ニューヨーク一の女探偵リリアン・ペンテコスト。二人が何を食べ、何と喋り、目の前の出来事にどんな反応を見せるのかが、楽しみで仕方がなかった。殺人事件の結末は気になるが、すっかり二人の虜になってしまったのだ
(中略)
いつまでも二人の世界の住人でいたくて、事件が解決するのが惜しかった。もちろんミステリとして秀逸であることはいうまでもない。よく海外ミステリは名前が覚えにくいなんていわれるけれど、覚えようとしてなくても、覚えられなくてもどんどん読み進められる。それだけ面白い。続編を求む。
(40代女性の方)

1945年の物語ながら現代的に繋がる大きなテーマをミステリの鍵として見事に描き切った作者の技量はとてもデビュー作とは思えません。アメリカの大手出版社が高額で版権を取得したのも納得の快作でした。
(隅っこの老人さん)

最高でした。
今の自分が「読みたいもの」そのものだった
まさに今、出してくれてありがとうと言いたいです。
(葵さん)

この作品のじれったくて痛烈なあたたかさが大好きです。
ふたりが見るニューヨークが恋しくなるくらいに私にとって大切な作品になりました。
この魅力のつまった作品を私が読むまでに沢山の方々が尽力してくださったのだろうと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、翻訳をして下さった法村里絵さんの紡ぎだす言葉や文章の流れに感動しました。この作品の言葉はなんども反芻されて私の中に確実に存在し続けるでしょう。
この作品の著者であるスティーブン・スポッツウッドの次の作品を心待ちにしています。
(紫乃さん)

本格ミステリ好きもハードボイルド好きも女性探偵もの好きも、そしてノスタルジックな設定好きも楽しめる、一粒で何度も楽しめる快作
(ユキシゲゼンニさん)

物語の中を縦横無尽に飛び回る助手と、一緒に事件のピースを集めている感覚を楽しめました。
母娘の様な探偵と助手は深く穏やかな愛情を感じ、読んでいて快い安心感がありました。
(中略)
追いかけて行きたい探偵がまたひとり増えました。続編が楽しみです!
(R.Oさん)

読み進めるたびに好きなってしまう、魅力あふれる女探偵とその助手が新たに登場しました!!
第二次世界大戦後の混乱が続く1945年のニューヨーク・シティで、知性を武器に難事件を解決へと導いてきたレディ探偵、リリアン・ペンテコスト。かたやサーカス団員として各地を飛び回っている間に一風変わった様々な技を会得したウィロウジーン・パーカー。二人の衝撃的な出逢いからしてドラマチックでした!
(馬水クリエさん)

クールな女性探偵たちの誕生!
リリアン&ウィルの物騒な出会いからしてあっという間に2人に夢中になってしまった。
(中略)2人とも『優秀だけどスーパーウーマンではない』ところが最高にいい。
お互いの不足分を補うかのようなこの2人は、まさしく心優しき女性探偵の最強コンビだ
(Rさん)

少しだけのつもりで読み始めて、気づいたら読み終わっていました。普段はあまりミステリーを積極的に読みはしないのですが、このシリーズは追いかけたいと思います
(本とフルートさん)

事件の中心には交霊会、スピリチュアルとまるでジョン・ディスクンカーのような怪奇に、自殺した経営者と密室で殺されたその妻の謎といい、ミステリの魅力たっぷりです。
捜査はアクションあり、駆け引きあり、ロマンティックあり、パーカーの直感とペンテコストの冷静さに最後まで飽きることなく進みます。
推理パートでは驚くべき真相と、さらにツイストの効かせた展開が待っており、アンソニー・ホロヴィッツを思わせる手腕ぶりに感心致しました。
シリーズ化が楽しみな、今年ランキングにも必ず残ってくる傑作です
(サラかえでさん)

母娘ほど年の離れた女性探偵とその助手という第一印象で惹かれたが、事前の期待を上回る面白さだった。まずこの二人の組み合わせがなんとも良い。(中略)探偵と助手、師匠と弟子という関係ながらそれぞれしっかり自立していて、互いを思いやりながらも寄りかかりすぎない距離感のバランスがうまい。
(YMさん)

このミステリには、記号的で無機質なキャラクタは存在しません。全員に感情があり、思惑があり、信念がありました。
特に主人公二人の魅力は抜きん出ていました。二人とも完璧ではなく、弱点も多いのですが、それが決してじれったさや不快な要素にはなっておらず、むしろ心から応援したくなる、素晴らしい造形だと思いました。洒落た会話や勇敢な行動、不安をかき立てる描写に感動的な場面、全てが主人公二人あってのものであり、名シーンがたくさんありました。ペンテコストとパーカー、最高です。
(ゆきひろさん)

かつて10代の頃貪るようにお小遣いを使って読んだアガサ・クリスティーのように幅広い読者を楽しませてくれる、そんな、作家が生まれたんだと思います
こんなに次作が楽しみな作品を、たくさんの方が携わってこの困難な時代に生まれたことに感謝です。
(あべちゃんさん)

超一流の女探偵とクールな頭脳と身体能力と度胸を兼ね備えた助手。親子ほどの年齢差の魅力溢れる女性バディもの。
冒頭の2人の出会いのきっかけとなった出来事から物語の面白さに引き込まれた。
(中略)
ペンテコストとパーカー。この2人が関わった他の事件ももっと読みたいと思わせる底力を感じた作品だった。
人生を送るにあたり胸に迫る素敵な台詞もたくさんあった
(いけぴーさん)

* * * * *

■著者紹介

スティーヴン・スポッツウッド
Stephen Spotswood
脚本家、ジャーナリスト。本書が小説デビュー作。ワシントンに妻と暮らす。妻のジェシカ・スポッツウッドも作家として活躍する。


■訳者紹介

法村里絵
Rie Norimura
1957年、東京都に生まれる。女子美術短期大学卒。
主な訳書にヒラリー・ウォー『失踪当時の服装は』『生まれながらの犠牲者』、ジョン・ガスパード『マジシャンは騙りを破る』、キャサリン・ライアン・ハワード『遭難信号』、ジェシカ・バリー『墜落 フリーフォール』などがある。