真夜中すぎ、マイクが誰もいない道路をひとり車を飛ばしていると、ヘッドライトの光に白い影が……。慌てて車を止めると、そこにはずぶ濡れの白いワンピース姿の少女がひとり。家まで乗せていってくれと頼まれたマイクは、少女を送っていくが、彼女が降りたあとには床の水たまりと、一足の新しいサドルシューズが残されていた。靴を返そうと、少女が消えたあたりにある家の扉を叩くと……
もう、定番過ぎて、次に何が起こるのか想像がついてしまうはじまり。絶対、この少女、幽霊だよね。間違いないよね。
でもこの作品のメインはそこじゃないんです。これはほんの序の口。
……白いワンピースの少女に導かれるように、マイクは忘れられた古い墓地を訪れます。そこは十代の子どもばかりを葬った墓地。そして恐怖に怯えるマイクの前に子どもの幽霊が次々あらわれ、彼らが死んだときの血も凍るような物語を語り始める。
この子どもたちの語る話のひとつひとつがとても怖い。でも怖いだけじゃなく、奇妙な味とノスタルジーが加わって、とても奥行きのある物語になっています!
蒸し暑い夏の夜にぴったりのゴーストストーリーの逸品です。





