2020年6月12日(金)、フェルディナント・フォン・シーラッハの初長編が原作の映画
『コリーニ事件』が全国公開となります!
これを期に映画の「ムビチケ前売券(オンライン)」を10名様にプレゼントいたします。
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この小説が国家を動かした。
『犯罪』の著者の圧巻の法廷劇!
フェルディナント・フォン・シーラッハはドイツ屈指の刑事事件弁護士として活躍し、実際の事件に材を得て執筆したデビュー作
『犯罪』が本国でクライスト賞、日本で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第一位となりました。初長編である
『コリーニ事件』はドイツで一大センセーションを巻き起こし、作中で語られたある驚愕すべき「法律の落とし穴」がきっかけとなって、ドイツ連邦法務省は省内に調査委員会を立ち上げました。
文字通り「国家を動かした」小説が、待望の映画化です!!
(c) 2019 Constantin Film Produktion GmbH
新米弁護士のライネンは、殺人犯コリーニの国選弁護人になった。だが、被害者がライネンの亡くなった親友の祖父だったと判明する。知らずに引き受けたとはいえ、少年時代の恩人を殺した男を弁護しなければならない──。コリーニは動機について一切口を閉ざすが、ライネンが事件を調べるうちに、ドイツ史上最大の司法スキャンダルへと発展していく。
苦悩するライネンと、被害者遺族側の辣腕弁護士マッティンガーが法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。そこで明かされる事件の驚くべき背景とは——。
主人公ライネンを「ピエロがお前を嘲笑う」のエリアス・ムバレク、被告人コリーニを「続・荒野の用心棒」の名優フランコ・ネロが演じる。監督は「クラバート 闇の魔法学校」のマルコ・クロイツパイントナー。
原作
『コリーニ事件』の担当編集者は公開に先駆けて映画を拝見しましたが、とてつもなく緊迫感に満ちた映画となっており、最初から最後まで映画の世界に引き込まれまくりでした! 原作の再現度がすごい! 主人公ライネンの新米弁護士らしい熱さや、被告人コリーニの寡黙で何かを秘めている静かな演技が印象に残りました。映像から受ける鋭さやスタイリッシュさもまさにシーラッハの原作に近いイメージで、とても完成度が高い映画化だなと思いました。
そして法廷で明かされる衝撃の「法律の落とし穴」。真相が解明されるシーンは、この小説が文字通り「国家を動かした」というダイナミックさを感じることができました!
こういう硬派でさまざまなことを考えさせられるこの映画は
「2019年上半期ドイツ映画No.1」
なんです!
というわけで、法廷劇としても社会派映画としてもエンターテインメントとしても大変に面白い映画でしたので、ぜひたくさんの方に劇場に足を運んでいただければ幸いです!!
映画
『コリーニ事件』は6月12日公開です。そして、読者のみなさんに「ムビチケ前売券(オンライン)」をプレゼントいたします。
ムビチケ前売券(オンライン)について
応募は無料です。どしどし御応募ください!
応募方法は簡単、東京創元社の公式Twitterアカウント(
@tokyosogensha)をフォローし、下記のツイート(以下をクリック)をリツイートするだけ!
※応募締切は6/4(木)昼12時まで
該当ツイートをリツイートしてくださった方の中から、「10名様」を抽選で選ばせていただきます。
※御当選者のみに、6月8日(月)昼12時までにTwitterのダイレクトメッセージ機能を使って御連絡差し上げます。「ムビチケ前売券(オンライン)」の購入番号をメールでご送付するかたちになります。そのため、メールアドレスをおうかがいいたします。御了承のほど、お願い申し上げます。
たくさんのご応募をお待ちしております。
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原作:『コリーニ事件』フェルディナント・フォン・シーラッハ、酒寄進一訳(創元推理文庫)
監督:マルコ・クロイツパイントナー(「クラバート 闇の魔法学校」)
出演:エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ
公開日:2020年6月12日(金)
上映館:新宿武蔵野館
YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開(予定)
配給:クロックワークス