発売直後から話題沸騰! 2020年必読の海外ミステリ、ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』。みなさんはもうチェックしていただけましたか。本書に寄せられた読者の方々のコメントを先週ご紹介しましたが(4/21更新記事のリンク付き)、本日は第2弾! 書店員の方々の前回に負けない熱いコメントをご紹介いたします!
一冊の本の裏側にこんな心躍る物語があったとは。物語を言語化してくれた著者に感謝がわいてきた。本を売る人間にとって、これほどはげまされるものはない(大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん)
最後のページまで、登場する人物たちがたしかに自分たちの生を生きていて、一冊の本、その作者、彼を愛する女性、本を利用しようとするスパイたちの運命から目を離せなくなる。最後の一行にたどり着いた時、私も一緒になって祈っていた(梅田 蔦屋書店 河出真実さん)
冷戦下の時代に〈物語〉の力を信じ、世界平和を目指し、危険な任務に挑む女性たちがいた。小説と事実が交錯し、リアルとフィクションが怒涛の物語として押し寄せ来る中、ただページをめくり続ける機械と化す自分を見出すのに、さほど時間を要さなかった(大垣書店豊中緑丘店 井上哲也さん)
カタカナがいっぱい登場するのは苦手という声をよく耳にします。そんなもったいないこと言ってるとこういう傑作を読み逃すことになります!(文教堂書店北野店 若木ひとえさん)
一見絶対武器になりそうにない本が強靭な武器になるなんて驚愕で、こんなにも影響力がある「本」の物語は初めてです! 読み終わった後に、この作品に秘められた「言葉」の力を信じていきたいと心から思いました!(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)
二つの決して交わらない人生が『ドクトル・ジバゴ』によって、鮮やかに時に容赦なく浮かび上がる描写の圧倒さ。本書によって「紙の本」の何物にも代え難い力と魅力を改めて気付かされた(大盛堂書店駅前店 山本亮さん)
一冊の本を巡り、そこに関わる人達の物語の展開に夢中になって読みました。まるで脳内で映画を観てるような感覚は、読後も余韻として消えません。まさにエンタメ小説! この裏切らない面白さをぜひ味わってください!(ブックポート鶴見店 渡辺美由希さん)
胸をかきむしりたくなるくらいに切なく、辛く、苦しくて、でも彼女達が貫き通した強さが痺れるくらいにカッコよかったです。私は何かを、誰かを、信じ抜けるだろうか――。場所や視点が次々変わる構成がうまい。そしてあのラストが、もう、もう、最高の一言!!(勝木書店本店 樋口麻衣さん)
言葉が出ない。ソ連時代の恐ろしさと、愛と信念の強さを見せつけられた。視点が変わる事で、それぞれの感情がまざまざと伝わってきた(東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん)
一冊の本を巡る決死の作戦。その使命の塊が激しく胸を打つ。この物語が僕らの手元に届いた事にも意味がある。まさに語り継ぐべき価値ある一冊。絶対にこの本は読まれなければならない!(ブックジャーナリスト 内田剛さん)