家事の面でもとても楽になった。日本のママは家事、特に料理をがんばりすぎだともともと思ってはいたが、スウェーデンに来て、こんなに手を抜いてもいいものなのかと驚かされた。
 保育園のクラスメートの家庭のほとんどが「夕食は5時」と言うのだが、どうすればそれが可能なのか理解できなかった。いくら4時台にお迎えにいくことができ、保育園から家までが近いといっても、5時に食べはじめるというのは、わたしの頭の中では計算が合わない。興味津々で「平日、夕食作りには何分くらいかけるの?」と訊いてみた。すると返ってきた答えは「20分くらいかな。長くて30分」。
 たった20分で何が作れるのだろうか。和食なら、炊飯器のスイッチを入れて、味噌汁の準備をしておかずを一品作りはじめたら、そこでタイムアウトだ。
 せっかくなので、ここでスウェーデンのママたちに教わった、スウェーデンの時短メニューをみなさんにもお教えしよう。

レストランにも必ずある、子供メニューの代表スウェーデン式パンケーキ
 お弁当のところでも紹介したが、スウェーデンのパンケーキというのは薄っぺらくて、どちらかというと厚目のクレープのようなものだ。それに生クリームとイチゴジャムをかけて食べる。留学時に、ホームステイ先で初めてこの料理を昼食として出されたときは驚いた。日本人のわたしからすると、甘いクレープはどう考えてもおやつか、せいぜい朝食だ。しかしなぜかスウェーデンではこれが立派な食事なのだ。子供が喜んで食べるし、ジャムからビタミンがとれるからOKなのだろうか? 作り方も小麦粉、牛乳、バター、卵、塩を混ぜて焼くだけ。「疲れて夕食を作る気力のない日は、パンケーキ」と新聞記者のママが言っていた。このくらい夕食のハードルを下げなければ、共働きは務まらない。


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