2019年8月下旬に刊行して以来口コミで売行きを伸ばし続けた『流浪の月』。
刊行前の段階から、作品を読んでくれた書店員さんより「これはすごい!」「大傑作!」と、絶賛の声が続々!
さらに、展開を広げていただいた書店様では、文芸書の週間売上1位(9月第2週)を獲得し、読者の輪も広げていきました。
2020年早々には本屋大賞および吉川英治文学新人賞にノミネートされ、売り上げを伸ばし続け、版を重ねました。
SNS上では今も連日のように読者の感想がアップされ、「忘れられない一冊になった」などの声が多く上がっています。
初単行本での受賞は第6回(2009年)の『告白』(湊かなえ)以来、本屋大賞史上2度目となる快挙。また、一般小説としての著作3作目での受賞も、異例のスピード受賞といえます。
凪良ゆう先生のコメント:
読者さんに一番近い「本屋」さんで発掘してもらい、応援してもらい、最速で読者さんに届けてもらえた。これ以上の幸福はありません。ありがとうございました。
東京創元社では、2020年4月7日より『流浪の月』を「本屋大賞オビ」にて出荷。
書店店頭でのポスターや立体POPなどの展開も進めていきます。
ぜひこの傑作を書店店頭でお手に取ってみてください。
書誌情報:
- タイトル:『流浪の月』
- 著者名:凪良ゆう
- 出版社:東京創元社
- 判型:四六判仮フランス装
- ページ数:314ページ
- 定価:1,650円(本体価格:1,500円)
- 初版:2019年8月30日
- ISBN:978-4-488-02802-2
- Cコード:C0093
- 写真:Arx0nt/Getty Images
- 装幀:鈴木久美
著者紹介:
凪良ゆう(なぎら・ゆう)
2007年、長編『花嫁はマリッジブルー』で本格的デビュー。以降、各社でBL作品を精力的に刊行し、デビュー10周年を迎えた17年には初の非BL作品『神さまのビオトープ』を発表、作風を広げた。巧みな人物造形や展開の妙、そして心の動きを描く丁寧な筆致が印象的な実力派である。おもな著作に『未完成』『真夜中クロニクル』『365+1』『美しい彼』『わたしの美しい庭』などがある。