※こちらの記事は「注目の本」として過去に東京創元社のホームページで公開された記事を、一部を修正して再度取り上げたものになります。
テレビアニメ化もされた『スパイラル~推理の絆~』『絶園のテンペスト』(共にスクウェア・エニックス)の原作者として知られる城平京の長編デビュー作が今再び脚光を浴びています。

本書は、一冊で二つの、全く違うミステリが楽しめる二部構成の作品です。
本格ミステリとして完成された、あまりに見事な第一部『小人地獄』。
初めて読んだ方は、「なんて傑作なんだ」、とこの第一部だけで満足してしまうことでしょう。
しかし本書の真価は第二部『毒杯パズル』から。あんなに面白かった第一部が、この第二部のためのイントロダクションに過ぎなかったと解ります。
内容については多くは語れません。ぜひお手に取ってご自身の五感で感じとってください。
本格ミステリとして完成された、あまりに見事な第一部『小人地獄』。
初めて読んだ方は、「なんて傑作なんだ」、とこの第一部だけで満足してしまうことでしょう。
しかし本書の真価は第二部『毒杯パズル』から。あんなに面白かった第一部が、この第二部のためのイントロダクションに過ぎなかったと解ります。
内容については多くは語れません。ぜひお手に取ってご自身の五感で感じとってください。
ミステリマニアにとっては生涯の宝物となる一冊に。普段ミステリを読まない読者にとっては、これから始まるミステリ漬けライフの最初の一冊に。
そんな至高の一冊といえる作品です。
(元記事掲載日:2014年6月23日)
そんな至高の一冊といえる作品です。
(元記事掲載日:2014年6月23日)