8月下旬に刊行された凪良ゆう先生の最新刊『流浪の月』が口コミで売行きを伸ばしています。刊行前の段階から、作品を読んでくれた書店員さんより「これはすごい!」「大傑作!」と、絶賛の声が続々! さらに、展開を広げている書店様では、文芸書の週間売上1位(9月第2週)を獲得し、読者の輪も広げています。
【書店員さんによる応援コメントの一部をご紹介】
心のざわつきが止まらない。読んでいて溺れそうになる。こんな小説は初めてだ。
不穏で、もどかしくて、苦しくて、どうしようもなく美しい。
東京旭屋書店新越谷店 猪股宏美さん
凄まじい才能、センス。理屈にならない想いを文学に昇華させた力量は素晴らしい!
ここには偽らざる人間の本音が刻まれている。
三省堂書店有楽町店 内田 剛さん

三省堂書店有楽町店様

三省堂書店有楽町店様
ここに書かれていることがすごくよく判る。普通に生きているだけなのに、他人から言外に、あるいは声高に、多くのことを強要される人の、静かな絶望を思う。幾有幾千幾万の文と更紗と同じ魂に幸あれ。
精文館佐鳴台店 貝塚知香さん
誰かを好きになるってどういうことなのか?他人からみたら異常な愛かもしれない。それでも好きな人のそばにいて、好きな人を独りにしない。架空の話だけど、そんな風に生きている彼女と彼を僕はずっと見守っていたい。
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 勝間 準さん

MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店様
読み終わって、少し泣いて、放心した。悲しいのとも違うこの感情をなんと呼べばいいのか分からないけれど、いま、主人公の二人に祝福を、と祈らずにはいられないのだ。
MARUZEN名古屋本店 熊谷由佳さん
「どんでん返し」や「異常なほどの衝撃的な展開」は無い。なのにもかかわらずこの作品は僕の心に大きな感動を与えてくれた。きっとこの作品は僕にとって大切な1冊になると思う。
TSUTAYA BOOKSTORE五反田店 栗俣力也さん
一見穏やかな物語かと美味しく堪能していたらいつの間にか柔らかい毒がゆっくりとまわっていて体中を巡って最後に静かにとどめを刺されたような。もうすっかり凪良ゆう中毒にされてしまいました。
紀伊國屋書店梅田本店 小泉真規子さん

紀伊國屋書店梅田本店様
こんな関係、ひとことで説明できるわけがない。この2人の背景だからこそ生まれた繋がりだ。どうか、そのつもりで読んで欲しい。共感なんて、探さなくていい。
紀伊國屋書店新宿本店 小出和代さん
読んでいる間、何回ため息をついただろう。初読み作家さんの作品で、こんなにスルスルと染みこんでくる作品にはそうそう出会えないので、感謝のため息もつきました。
丸善広島店 小林裕子さん
何という衝撃でしょうか。ものすごいものを読んでしまった、という気持ちばかりが先走ってしまい、言葉に表すことができません。
繊細な表現の中にある、激しさに毒されてしまいました。願わくば、更紗と文に幸あれ。
文信堂書店長岡店 實山美穂さん
「心が震える」とは、まさにこの小説を読んでいた時の自分の状態を表す言葉だった。言葉にできないことを言葉を尽くして書いた素晴らしい小説。きっと何をどう言っても、この小説の素晴らしさは伝えられない。大傑作。
SerenDip明屋書店アエル店 武方美佐紀さん
僕はこの物語を好きだなんて言ってはいけないのかもしれない。更紗を、文を傷つけない自信がない。それでも。どうしようもなく引きつけられる。
紀伊國屋書店西武渋谷店 竹田 勇生さん

紀伊國屋書店西武渋谷店様
いったいどうなってしまうんだ、と続きが気になって一気読みでした。不穏なストーリーのなかで、いまはまだ名づけることのできない人の関係性が、青い月のように輝いていました。こんな強いつながりを得ることができた更紗と文を羨ましく思いました。
宮脇書店松本店 月元健伍さん
言葉の選び方や文体が特に新しいとは思わないのになぜか「新しい!」と感じた。作品全体にある切実さがとても強く心を打つ。読む者を作品の中に引きずり込む力がある作品だと思う。
大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

大垣書店イオンモールKYOTO店様
一見、難しいテーマのもと、少女の成長の過程も含めて喪失と再生が鮮やかに描かれた作品だと思いました。世間一般の常識とか普通を軽々と超えていくような確立された世界観が魅力的。
明文堂書店富山新庄経堂店 野口陽子さん
二人の関係を表す言葉を見つけられない。でも読み終えて感じた心の奥からこみ上げてくるような安心感と幸せな気持ちこそが、答えの出ない言葉の代わりだと思う。居場所に辿り着いた人の強さと幸せの予感を感じた。
勝木書店本店 樋口麻衣さん
理解も共感も必要ない。親切という騒音から解放された気高い関係をなぜ、だれもかれもが邪魔しようとするのか。お願いだ、二人をそっとしておいてくれ。何度もそう思いながらページをめくった。
精文館書店中島新町店 久田かおりさん
「愛」とか「恋」とか言葉にできる感情を超越した「なにか」を感じた時、本当の幸福を手に入れられるのではないか。この本のおかげで幸せな未来への道のりを見つけられた気がしました。この本はすごい!!です。
喜久屋書店千葉ニュータウン店 堀 一星さん
作品の中で家族や友人、恋人という言葉にとらわれない、言葉を越えた、相手を心から想う優しい気持ちがあふれていて、私の心もとても温かい気持ちでいっぱいになりました。
紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
「心」と「絆」は実在するのだと更紗と文を見ていると強く感じました。誰の理解も承認も必要としない、でも二人は互いを強く求める。読まないと得られない波をぜひ味わってもらいたい。
文教堂書店北野店 若木ひとえさん
読んでる途中で泣きました。そして、読み終わってからも泣きました。二人の結末が幸せであることを何度も何度も願わずにはいられませんでした。きっと、この感動は私の心にずっと焼きついて離れないことでしょう。
BOOK PORT中野島店 渡辺美由紀さん
心置きなく笑い合える人と一緒にいられる事の幸せ、ほんとにただそれだけが幸せ。
世の中の当り前の「幸せ」のくくりがとけて自由になった気がした。
喜久屋書店小樽店 渡邊裕子さん