みなさまこんにちは。2019年1月から創元推理文庫創刊60周年を記念して始動いたしました「名作ミステリ新訳プロジェクト」について、新たなお知らせがございます!

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おかげさまでご好評をいただいております本プロジェクトですが、現在第8弾となる『007/カジノ・ロワイヤル』(イアン・フレミング著 白石朗訳)まで刊行が決定しております。

そして第9弾は……

読めば「これぞ傑作だ」と実感していただけること間違いなし!
警察小説の巨匠の、今こそ読んでほしい名作!
ラストシーンはあらゆる人の胸を打つにちがいない!


『生まれながらの犠牲者』(ヒラリー・ウォー著 法村里絵訳)です!!!


ヒラリー・ウォーは1920年アメリカ生まれ。1952年に刊行した『失踪当時の服装は』で注目されて以降、地方都市を舞台にした作品を発表し、本格ミステリの妙味溢れる警察小説の名手として名高い巨匠です。代表作はコネティカット州ストックフォード警察署の署長を主人公にした〈フェローズ署長シリーズ〉『事件当夜は雨』、全編インタビュー形式で《アメリカの悲劇》を描いた『この町の誰かが』など。1989年に、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)から生涯功労賞を贈られています。

『生まれながらの犠牲者』はヒラリー・ウォーが真骨頂を発揮したといえる傑作です。

成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが失踪した。警察署長フェローズの指揮のもと一斉捜査が行われるが、足取りは全く掴めない。バーバラが姿を消した前の晩、彼女は生まれて初めてのダンス・パーティーに出かけていた。そこで何かが起こったのか? そして、地道で綿密な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラストシーン――。

手がかりの少ない、雲をつかむような事件を、緻密な聞き込みと推理・尋問で見事に解き明かしていく。その過程がものすごくスリリング! さらに真相が明らかになったとき――これ以上は多くを語りませんが、読み始めたことを絶対に後悔させません!!

法村里絵先生の見事な新訳でリニューアル! 『生まれながらの犠牲者』は、2019年9月発売予定です。お楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

今後も翻訳ミステリ班が一丸となって、すばらしい作品をどしどしご紹介していく予定です。「名作ミステリ新訳プロジェクト」を、どうぞよろしくお願いいたします!!


■「名作ミステリ新訳プロジェクト」ラインナップ

1月 『ミス・マープルと13の謎』(アガサ・クリスティ著 深町眞理子訳)
2月 『クロイドン発12時30分』(F・W・クロフツ著 霜島義明訳)
3月 『赤い館の秘密』(A・A・ミルン著 山田順子訳)
4月 『Xの悲劇』(エラリー・クイーン著 中村有希訳)  
5月 『血の収穫』(ダシール・ハメット著 田口俊樹訳)
6月 『白い僧院の殺人』(カーター・ディクスン著 高沢治訳)
7月 『わらの女』(カトリーヌ・アルレー著 橘明美訳)
8月 『007/カジノ・ロワイヤル』(イアン・フレミング著 白石朗訳)
9月 『生まれながらの犠牲者』(ヒラリー・ウォー著 法村里絵訳)← NEW!

(東京創元社S)