こんにちは、校正課Hです。
3月に新訳版が刊行された、A・A・ミルン『赤い館の秘密』の再校ゲラを読んでいたところ、気になるシーンがありました。
少佐は料理が並べられたサイドテーブルを慎重に眺めてから、ケジャリーを選んで皿に取った。
こちらは第2章での朝食のシーンなのですが、「ケジャリー」とはいったい……?
文脈からして料理の名前ということはわかったものの、寡聞にして知らず。
さっそく調べてみたところ、インドからイギリスに伝わった料理で、意外に簡単に作れそう、かつ美味しそうな料理だということがわかったので、実際に作ってみることにしました!
※手順や材料については、英国大使館がcookpadで公開している「スモークしたさばのケジャリー」ほか、複数のWebサイト、ブログなどを参考にさせていただきました。
また、校正課Hの自宅冷蔵庫の中身とも相談して、アレンジしつつ作っておりますので、ご了承ください。
1.フライパンでバターに溶かし、鱈を焼く。
イギリスでは鱈の燻製や干し鱈を使うことが多いようですが、手に入らなかったので切り身の鱈を使っております。また、サーモンなどを使うこともあるようです。
2.焼き目がついたら鱈はフライパンから取り出し、ほぐしておく。
3.ごはんにカレーパウダーを混ぜておく。
4.鱈を焼いたフライパンで、薄いくし形切りにした玉ねぎを炒める。
今回は新玉ねぎを使っています。
今回は新玉ねぎを使っています。
5.玉ねぎがしんなりしたら、3のごはんを入れ、さらに炒める。
6.2の鱈を加え、炒め合わせる。
7.水につけて柔らかくしておいたレーズン少々を加えたら完成です! お皿に盛りつけ、ゆで卵を添えてみました。
鱈の旨みとカレーの辛み、それに玉ねぎとレーズンの甘みがベストマッチ!
『赤い館の秘密』では朝食のメニューでしたが、これならお昼にも、軽めの夜ごはんにも美味しく食べられるのではないかと思います。