しばらく鳥見をサボっていたのですが、我が社もこのところ「カササギ(鵲)」「マガン」と鳥づいているので、私も久しぶりにバーダーらしい活動をしてきました。(「マガン」はもちろん「魔眼」で、鳥の真雁ではないわけですが……)
場所は東京都江戸川区にある葛西臨海公園です。今回はこの公園の西なぎさで見た鳥を報告します。
このように沖にはたくさんの水鳥がいました。スズガモ(鈴鴨)がたくさん。そしてカンムリカイツブリ(冠鳰)が交じっています。
これがカンムリカイツブリです。冬羽なので頭の冠羽は短め。
カンムリカイツブリより首の短い、カイツブリ(鳰)はこちら。カニのような「足のある何か」をくわえて、ぱくりと食べていました。この場所でカニはありえないかもしれませんが。
水際の岩場にはイソシギ(磯鷸)が。「チーリーリー」とかわいらしい声で鳴きます。飛んでいくときに、この声を聞くことができました。
浜にいたのはシロチドリ(白千鳥)。体長17センチほどの鳥です。ぽってりしていて可憐です。コチドリ(小千鳥)は見たことがありますが、シロチドリを見たのは初めてでした。
そしてセグロカモメ(背黒鷗)が空を飛んでいきました。足が格納されているみたいなのが、かっこいい。
セグロカモメと比べると顔つきの優しいユリカモメ(百合鷗)。同じカモメ類とはいっても、けっこう雰囲気が違います。気持ちよさそうに飛んでいて、うらやましかったです。
以上、鳥見レポートでした。
それにしても、一度本物のカササギを見てみたいと思っています。翻訳小説によく出てくるからヨーロッパの鳥かと思っていたら、日本にもいるのですね。佐賀県の県鳥で九州北西部に局地的に分布しているということですが、本の『カササギ殺人事件』は日本全国津々浦々に羽ばたいていっているようで、ありがたいことです。
(校正課M)