さらば、怪盗ニック
「価値のないもの」だけを盗み続けた
愛すべき泥棒の活躍もこれで見納め!
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「価値のないもの、もしくは誰も盗もうとはしないもの」専門の怪盗ニック・ヴェルヴェットの文庫版全集も、ついにこの『怪盗ニック全仕事6』で完結を迎えます。1966年に書かれた第1作から、2007年に発表された最終作(翌2008年に著者エドワード・D・ホックは逝去)まで、全部で87ある短編を6冊に分けて最後まで刊行することができました。ご愛顧、ありがとうございます。最終巻となる第6巻も面白いので、ぜひお読みください。
今回はシリーズ完結を記念して、いつもの内容紹介とは少し違う、〈怪盗ニック〉トリビア集にしてみました。シリーズ未読のかたも、お気軽にご覧ください。気になったエピソードが収録されている巻から読みはじめても、まったく問題ありませんので。
●レギュラー/準レギュラーたち集合
シリーズ全87編には、主人公のニック以外にも複数回登場するキャラクターが何人かいます。その人々をまとめてご紹介します。
◇ニック・ヴェルヴェット
本シリーズの主人公。イタリア系アメリカ人の中年男性で、人から依頼を受けてものを盗むプロの泥棒。ただし、盗む対象はプールの水や映画の没フィルム、山に積もった雪や蜘蛛の巣といった「価値のないもの、あるいは誰も盗もうとは思わないもの」にかぎられる(本人いわく、もし万が一捕まっても軽い刑で済むため)。盗みに関しては綿密な計画をたてるのではなく、その場の状況に合わせ臨機応変に行動するタイプ。報酬ははじめ2万ドルだったが、物価の上昇に伴い第37話「銀行家の灰皿を盗め」で2万5千ドル、さらに6巻収録の第76話「バースデイ・ケーキのロウソクを盗め」では3万ドルに値上げしている。危険な仕事や急ぎの仕事の場合はさらに高い額を請求することも。趣味はヨットでのセーリング。
◇グロリア
ニックの恋人。結婚はしていない。第1話「斑の虎を盗め」以降、ほぼすべての短編で登場(名前だけ出てくる場合もある)。特技はイラスト。女性の力が必要なときなど、たびたび仕事を手伝っている良きパートナー。途中まではニックのことを政府のスパイだと思いこまされていて、第34話「きのうの新聞を盗め」で本当は泥棒だと打ち明けられるが、そのときの返答が秀逸。ふたりの出会いが語られるのは6巻収録の第75話「グロリアの赤いコートを盗め」で、これはシリーズ唯一、グロリア視点からのエピソード。
◇サンドラ・パリス
初登場は第45話「白の女王のメニューを盗め」。全部で12の短編に登場。ニックと同じく不可能と思われる盗みを軽々こなす凄腕の泥棒で、通称〈白の女王〉。ニックとの違いは、1.盗むものにこだわりはないこと、2.必ず朝の早い時間(朝食前)に仕事をすること、3.犯行現場に決まったメッセージを残すこと。ときに同じターゲットをめぐってライバルとなり、ときに共闘するうち、ニックと親交を深めていく。シリーズ最終作の第87話「仲間外れのダチョウを盗め」にも登場。
◇チャーリー・ウェストン
ニューヨーク市警時代にニックと知り合った警察官。初登場は第4話「真鍮の文字を盗め」で、合計5つの短編に顔を出す。全国あちこちの警察署を転々としていて、ニックは行く先々で出くわす羽目になる。途中で退職し宝石協会(第18話「くもったフィルムを盗め」)やカジノ(第45話「白の女王のメニューを盗め」)に勤めるが、いつのまにか復職している。第69話「二十九分の時間を盗め」では彼のとる意外な行動も読みどころ。最後の登場は6巻収録の第82話「ダブル・エレファントを盗め」。
◇アーニー
グロリアの兄で3短編に登場。ニューヨーク、グリニッジ・ビレッジでイタリアン・レストランを経営している。初登場は第54話「消えた女のハイヒールを盗め」。グロリアからではなく客経由でニックの職業を知っていて、自ら依頼をしたり、依頼人を紹介(第64話「幸運の葉巻を盗め」、第78話「浴室の体重計を盗め」)したりする。
◇ローン・ラースン
テレビ局〈チャンネル・シックス・ニュース〉の女性記者。第37話「銀行家の灰皿を盗め」と第41話「赤い風船を盗め」の2編だけに登場。準レギュラーというには印象が薄いが、複数回出てくる人物自体が珍しいので掲載。
●怪盗ニックのお仕事先
アメリカのみならず、世界各地を飛びまわって仕事をしている印象があるニック。全87編で、いったいどれだけの国と地域を回ったのか、集計してみました(ひとつの短編の中で複数の場所に行った場合は、別々にカウントしてあります)。
【アメリカ国内】
1位 ニューヨーク州 23編
1位 ニューヨーク州 23編
2位 ?(地名不明) 10編
3位 フロリダ州、ペンシルヴェニア州 5編
5位 カリフォーニア州 4編
6位 ニュージャージー州 3編
6位 ニュージャージー州 3編
7位 イリノイ州、オハイオ州、コネティカット州、テキサス州、ネヴァダ州、マサチューセッツ州、メリーランド州、ワシントン州 2編
15位 アリゾナ州、ヴァーモント州、ジョージア州、ニュー・メキシコ州、ハワイ州、ルイジアナ州 1編
15位 アリゾナ州、ヴァーモント州、ジョージア州、ニュー・メキシコ州、ハワイ州、ルイジアナ州 1編
やはりいちばん多かったのは、ニックおよび著者ホックの地元であるニューヨーク州。ニューヨークの街中が大半ですが、休暇を過ごすロングアイランドなどで依頼をこなすことも。そして意外に多いのが地名がはっきり書かれていない、もしくは架空の町と思われる場所での盗み。数えた結果アメリカ全50州のうち、明確に仕事をしたとわかるのは19州でした。
【海外】
1位 イギリス 4編
2位 カナダ 3編
3位 フランス 2編
4位 イタリア、カリブ海(船上)、グレナダ、スイス、スペイン、日本、モロッコ、コロナード(架空の国)、ニュー・イオニア(架空の国)、ハバリ共和国(架空の国) 1編
1位 イギリス 4編
2位 カナダ 3編
3位 フランス 2編
4位 イタリア、カリブ海(船上)、グレナダ、スイス、スペイン、日本、モロッコ、コロナード(架空の国)、ニュー・イオニア(架空の国)、ハバリ共和国(架空の国) 1編
海外では架空の国を含め、全部で13か国で仕事をしています。だいたい文庫1巻につき2、3か国に行くペース。ちなみに日本で仕事をした際に泊まったのは〈ホテルオークラ〉。かなりリッチです。皇居を見物して三越百貨店でお土産を買うなど、観光客っぽいこともちゃんとしています。
【お仕事先一覧】
1「斑の虎を盗め」The Theft of the Clouded Tigerアメリカ:?
2「プールの水を盗め」The Theft from the Onyx Pool
アメリカ:コネティカット州
3「おもちゃのネズミを盗め」The Theft of the Toy Mouse
フランス:パリ
4「真鍮の文字を盗め」The Theft of the Brazen Letters
アメリカ:マサチューセッツ州
5「邪悪な劇場切符を盗め」The Theft of the Wicked Tickets
アメリカ:ニューヨーク州
6「聖なる音楽を盗め」Dead Man's Song(Theft of the Sacred Music)
アメリカ:?(中西部)
7「弱小野球チームを盗め」The Theft of the Meager Beavers
ハバリ共和国(架空の国)
8「シルヴァー湖の怪獣を盗め」Theft of the Silver Lake Serpent
アメリカ:?(ニューイングランド地方)
9「笑うライオン像を盗め」The Theft of the Laughing Lions
アメリカ:ニュージャージー州、コネティカット州
10「囚人のカレンダーを盗め」The Theft of the Coco Loot(Theft of the Convict's Calendar)
アメリカ:ペンシルヴェニア州
11「青い回転木馬を盗め」The Theft of the Blue Horse
アメリカ:ニューヨーク州
12「恐竜の尻尾を盗め」The Theft of the Dinosaur's Tail
アメリカ:ニューヨーク州
13「陪審団を盗め」The Theft of the Satin Jury
アメリカ:?
14「革張りの柩を盗め」The Theft of the Leather Coffin
アメリカ:テキサス州
15「七羽の大鴉を盗め」The Theft of the Seven Ravens
イギリス:ロンドン
『怪盗ニック全仕事2』
16「マフィアの虎猫を盗め」The Theft of the Mafia Cat
アメリカ:ニュージャージー州
17「空っぽの部屋から盗め」The Theft from the Empty Room
アメリカ:?
18「くもったフィルムを盗め」The Theft of the Foggy Film
アメリカ:カリフォーニア州
19「クリスタルの王冠を盗め」The Theft of the Crystal Crown
ニュー・イオニア(架空の国)
20「サーカスのポスターを盗め」The Theft of the Circus Poster
アメリカ:フロリダ州
21「カッコウ時計を盗め」The Theft of the Cuckoo Clock
アメリカ:ネヴァダ州
22「怪盗ニックを盗め」The Theft of Nick Velvet
アメリカ:ニューヨーク州
23「将軍のゴミを盗め」The Theft of the General's Trash
アメリカ:ワシントン州
24「石のワシ像を盗め」The Theft of the Legal Eagle
アメリカ:?
25「バーミューダ・ペニーを盗め」The Theft of the Bermuda Penny
アメリカ:ニューヨーク州
26「ヴェニスの窓を盗め」The Theft of the Venetian Window
イタリア:ヴェニス
27「海軍提督の雪を盗め」The Theft of the Admiral's Snow
カナダ
28「卵形のかがり玉を盗め」The Theft of the Wooden Egg
アメリカ:ニュー・メキシコ州
29「シャーロック・ホームズのスリッパを盗め」The Theft of the Sherlockian Slipper(The Theft of the Persian Slipper)
スイス:マイリンゲン
30「何も盗むな」The Theft of Nothing At All
アメリカ:?
『怪盗ニック全仕事3』
31「つたない子供の絵を盗め」The Theft of the Child's Drawing
アメリカ:ニューヨーク州
32「家族のポートレイト写真を盗め」The Theft of the Family Portrait
アメリカ:オハイオ州
33「駐日アメリカ大使の電話機を盗め」The Theft of the Turquoise Telephone
日本:東京
34「きのうの新聞を盗め」The Theft of Yesterday's Newspaper
イギリス:ロンドン
35「消防士のヘルメットを盗め」The Theft of the Firefighter's Hat
アメリカ:ニューヨーク州
36「競走馬の飲み水を盗め」The Theft of Sahara's Water
アメリカ:ニューヨーク州
37「銀行家の灰皿を盗め」The Theft of the Banker's Ashtray
アメリカ:ニューヨーク州
38「スペードの4を盗め」The Theft of the Four of Spades
アメリカ:ニューヨーク州
39「感謝祭の七面鳥を盗め」The Theft of the Thanksgiving Turkey
アメリカ:ペンシルヴェニア州
40「ゴーストタウンの蜘蛛の巣を盗め」The Theft of the Lopsided Cobweb
アメリカ:アリゾナ州
41「赤い風船を盗め」The Theft of the Red Balloon
アメリカ:?
42「田舎町の絵はがきを盗め」The Theft of the Picture Postcards
アメリカ:ヴァーモント州
43「サパークラブの石鹸を盗め」The Theft of the Sliver of Soap
アメリカ:マサチューセッツ州
44「使用済みのティーバッグを盗め」The Theft of the Used Teabag
アメリカ:フロリダ州
『怪盗ニック全仕事4』
45「白の女王のメニューを盗め」The Theft of the White Queen's Menu
アメリカ:メリーランド州、ニュージャージー州
46「売れない原稿を盗め」The Theft of the Unsold Manuscript
アメリカ:メリーランド州
47「ハロウィーンのかぼちゃを盗め」The Theft of the Halloween Pumpkin
アメリカ:ニューヨーク州
48「図書館の本を盗め」The Theft of the Overdue Library Book
アメリカ:イリノイ州
49「枯れた鉢植えを盗め」The Theft of the Dead Houseplant
カナダ:トロント
50「使い古された撚り糸玉を盗め」The Theft of the Ball of Twine
アメリカ:ニューヨーク州
51「紙細工の城を盗め」The Theft of the Cardboard Castle
アメリカ:ニューヨーク州
52「人気作家の消しゴムを盗め」The Theft of the Author's Eraser
アメリカ:フロリダ州
53「臭腺を持つスカンクを盗め」The Theft of McGregor's Skunk
カナダ:オンタリオ州
54「消えた女のハイヒールを盗め」The Theft of the Lost Slipper(The Theft of Cinderella's Slipper)
アメリカ:ニューヨーク州
55「闘牛士のケープを盗め」The Theft of the Matador's Cape
スペイン:パンプローナ
56「社長のバースデイ・ケーキを盗め」The Theft of the Birthday Cake
アメリカ:ジョージア州
57「色褪せた国旗を盗め」The Theft of the Faded Flag
アメリカ:ワシントン州、ニューヨーク州/コロナード(架空の国)
58「医師の中華箸を盗め」The Theft of the Doctor's Chopsticks
アメリカ:イリノイ州
59「空っぽの鳥籠を盗め」The Theft of the Empty Birdcage
アメリカ:カリフォーニア州
60「クリスマス・ストッキングを盗め」The Theft of the Christmas Stocking
アメリカ:ニューヨーク州
61「マネキン人形のウィッグを盗め」The Theft of the Mannequin's Wig
アメリカ:ペンシルヴェニア州
62「ビンゴ・カードを盗め」The Theft of the Bingo Card
カリブ海(船上)
63「レオポルド警部のバッジを盗め」The Theft of Leopold's Badge
アメリカ:?
64「幸運の葉巻を盗め」The Theft of the Lucky Cigar
アメリカ:ニューヨーク州
65「吠える牧羊犬を盗め」The Theft of the Barking Dog
イギリス:ロンドン
66「サンタの付けひげを盗め」The Theft of Santa's Beard
アメリカ:ニューヨーク州
67「禿げた男の櫛を盗め」The Theft of the Bald Man's Comb
アメリカ:?(南部)
68「消印を押した切手を盗め」The Theft of the Canceled Stamp
アメリカ:ペンシルヴェニア州
69「二十九分の時間を盗め」The Theft of Twenty-Nine Minutes
アメリカ:ルイジアナ州
70「蛇使いの籠を盗め」The Theft of the Snake Charmer's Basket
モロッコ:マラケシュ
71「細工された選挙ポスターを盗め」The Theft of the Campaign Poster
アメリカ:オハイオ州
72「錆びた金属栞を盗め」The Theft of the Rusty Bookmark
アメリカ:ニューヨーク州
73「偽の怪盗ニックを盗め」The Theft of the Bogus Bandit
アメリカ:ニューヨーク州
『怪盗ニック全仕事6』
74「コロンブスの首を盗め」The Theft of Columbus's Head
アメリカ:フロリダ州
75「グロリアの赤いコートを盗め」The Theft of Gloria's Greatcoat
アメリカ:ニューヨーク州
76「バースデイ・ケーキのロウソクを盗め」The Theft of the Birthday Candles
アメリカ:ネヴァダ州
77「オウムの羽根を盗め」The Theft of the Parrot's Feather
グレナダ
78「浴室の体重計を盗め」The Theft of the Bathroom Scale
アメリカ:テキサス州
79「劇場の立て看板を盗め」The Theft of the Sandwich Board
アメリカ:ニューヨーク州
80「結婚式で放たれる鳩を盗め」The Theft of the Wedding Doves
アメリカ:ハワイ州
81「一番でかいシーバスを盗め」The Theft of the Blue-Ribbon Bass
アメリカ:カリフォーニア州
82「ダブル・エレファントを盗め」The Theft of the Double Elephant
アメリカ:ニューヨーク州
83「空っぽのペイント缶を盗め」The Theft of the Empty Paint Can
アメリカ:フロリダ州
84「くしゃくしゃの道路地図を盗め」The Theft of the Rumpled Road Map
フランス:パリ、シャンベリ
85「最高においしいアップル・パイを盗め」The Theft of the Blue-Ribbon Pie
アメリカ:ペンシルヴェニア州
86「機関士の五ポンド紙幣を盗め」The Theft of the Five-Pound Note
イギリス:ワイト島
87「仲間外れのダチョウを盗め」The Theft of the Ostracized Ostrich
アメリカ:カリフォーニア州
●他シリーズとのリンク
著者ホックは膨大な数の短編を書いた人で、800編を超えるその中には多くのシリーズが含まれます。そんな他のシリーズ・キャラクターとの共演や、つながりがある作品をいくつかご紹介します。
「レオポルド警部のバッジを盗め」(5巻収録)
レオポルド警部はニューヨークに近いサウンドという架空の町の警察官。ホックのキャラクター中、最も短編の数が多く、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)受賞作「長方形の部屋」や「レオポルド警部の密室」が代表短編です。その警部がニックと共演するのが本編。サンドラ・パリスも出演します。
「錆びた金属栞を盗め」(5巻収録)
実在の書店〈ミステリアス・ブックショップ〉の依頼を受けて書かれたため、書店主にしてアンソロジストのオットー・ペンズラーや作家ローレンス・ブロックなどが実名で登場。オチまで含めて、ホックのミステリ愛が炸裂した短編です。
「グロリアの赤いコートを盗め」(6巻収録)
ニックと恋人グロリアの出会いが語られる短編。当時グロリアが働いていたのが〈ネプチューン・ブックス〉という出版社。これは〈サイモン・アーク〉シリーズの語り手「わたし」(本名不明)が勤めているのと同じ会社なのです。
「キャシーに似た女」(『夜はわが友』収録)
ノンシリーズ短編ですが、第1話「斑の虎を盗め」で過去の仕事として触れられているうち一件の内容がそっくりそのまま当てはまる作品です(本編の雑誌発表は「斑の虎」の1か月後)。第16話「マフィアの虎猫を盗め」でもほぼ同じ話が出てきており、この短編の語り手である名無しの「わたし」は、ひょっとするとニックその人……?
●カバーイラストの秘密
イラストレーター・佐久間真人氏によるカバーイラストには、各巻でニックが盗むものがすべて(!)書かれています。中にはイラストにするのが困難なものもありましたが、ニック並みの機転で毎回解決していただきました。例えば、第2巻収録の「怪盗ニックを盗め」は、書名の「ニック」のクの字に手錠を掛けることで表現しています。極めつけは第5巻の「二十九分の時間を盗め」。こちらはイラスト右下にあるQRコードを読みこむと、29分ぶん時間を奪う(カウントする)秘密のWebページに飛ぶようになっていました。
(2019年1月16日)