こんにちは。このたび、ピーター・スワンソン『そしてミランダを殺す』が各種ミステリ・ランキングで高順位にランクインいたしました。たいへんうれしい結果となり、担当編集者でありますわたくし翻訳ミステリ班Sは、めちゃめちゃ喜んでおります!

見てください、この結果を!!

*第2位 『このミステリーがすごい! 2019年版』海外編

*第2位 〈週刊文春〉2018年ミステリーベスト10 海外部門

*第2位 「ミステリが読みたい!2019年版」海外篇(『ハヤカワ・ミステリマガジン』2019年1月号)

うう、すごい結果になり感無量でございます。今までこの作品を読んでくださったみなさま、そして今回ランキングに投票してくださったみなさま、ありがとうございました。

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何より、この作品は翻訳者の務台夏子先生が「訳したいです!」と持ち込みしてくださったことがきっかけで出版につながりました。


務台先生のお力がなければ、こうしてみなさんに読んでいただくことはなかったかもしれません。2018年2月の「東京創元社 新刊ラインナップ説明会」にゲストとして参加してくださり、本書の魅力をたっぷり語っていただきました。また、投票してくださった方々のコメントにも、翻訳の見事さについて触れているものがあり、翻訳者さんの偉大さをあらためて感じました。務台先生、ほんとうにありがとうございました!! 

刊行直後からTwitterなどでどんどん話題が広まり、たくさんの方々に書評を書いていただきました。その抜粋をまとめた「書評家が揃って大絶賛! 2018年必読のミステリ」というパネルを作成し、さらなるプロモーションに努めました。

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おかげさまで売れ行きが急上昇し、何度も重版することができました。ご協力くださいました書評家のみなさま、どうもありがとうございました。

『そしてミランダを殺す』はあらすじからして「好みのにおいがする!」と思った作品ですし、翻訳原稿は一気読みしました。読んでいる途中、パトリシア・ハイスミスやダフネ・デュ・モーリア、ウィリアム・アイリッシュの作品などに夢中になっていた学生時代の気持ちを思い出したりもしました。『そしてミランダを殺す』は、「これ、どうなるんだろう??」という予測不可能な展開による純粋なわくわく感をたっぷり味わえる作品だと思います。この機会にさらにたくさんの方に手に取っていただき、「ミステリを夢中になって読む」という最高のしあわせを感じていただきたいです。

今後とも『そしてミランダを殺す』をよろしくお願いいたします!