今年もやって来ました、鮎川哲也賞の刊行です。
第23回の受賞作は、高知県生まれの市川哲也さんの『名探偵の証明』です。すでに、市川さんは、地元新聞の高知新聞さんからインタビューされるなど、これから注目ですよ。
推理作家デビューへ 市川哲也さん(中土佐町)鮎川哲也賞
主人公・屋敷啓次郎は、一世を風靡する活躍から推理小説ブーム、新本格ブームまでを巻き起こした、まさに時代のスターとして描かれます。ところが時代は移り、かつての名探偵も還暦を過ぎて輝きを失っている、という設定です。すでに新しい名探偵(しかも美少女)が席巻し、多くがかつての名探偵・屋敷のことを忘れてしまっている――。若い著者にもかかわらず、名探偵の“老い”と“再生”をテーマに描いた、すばらしい本格ミステリに仕上がっています。どうぞお楽しみ下さい。
さて、鮎川哲也先生と一字違いのお名前の市川哲也さんの受賞作とあって、今回はイラスト、デザイン、編集者すべてを「哲也」でまとめてみよう。そういえば、デザイナーの水野さん、「哲也」の文字まで一緒。
その次はイラストレーターさんでしたが、ここであえなく撃沈。
ですが、pomodorosaさんの素敵なカバーイラストを頂戴できましたので、満足しております。そもそも、担当編集者であるわたしは「哲也」ですらなかったので……。
【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】
ミステリ・SF・ホラー・ファンタジーの専門出版社|東京創元社
第23回の受賞作は、高知県生まれの市川哲也さんの『名探偵の証明』です。すでに、市川さんは、地元新聞の高知新聞さんからインタビューされるなど、これから注目ですよ。
推理作家デビューへ 市川哲也さん(中土佐町)鮎川哲也賞
主人公・屋敷啓次郎は、一世を風靡する活躍から推理小説ブーム、新本格ブームまでを巻き起こした、まさに時代のスターとして描かれます。ところが時代は移り、かつての名探偵も還暦を過ぎて輝きを失っている、という設定です。すでに新しい名探偵(しかも美少女)が席巻し、多くがかつての名探偵・屋敷のことを忘れてしまっている――。若い著者にもかかわらず、名探偵の“老い”と“再生”をテーマに描いた、すばらしい本格ミステリに仕上がっています。どうぞお楽しみ下さい。
さて、鮎川哲也先生と一字違いのお名前の市川哲也さんの受賞作とあって、今回はイラスト、デザイン、編集者すべてを「哲也」でまとめてみよう。そういえば、デザイナーの水野さん、「哲也」の文字まで一緒。
その次はイラストレーターさんでしたが、ここであえなく撃沈。
ですが、pomodorosaさんの素敵なカバーイラストを頂戴できましたので、満足しております。そもそも、担当編集者であるわたしは「哲也」ですらなかったので……。
(2013年10月7日)
【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】
ミステリ・SF・ホラー・ファンタジーの専門出版社|東京創元社