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2017.12.15

最初から最後まで、訳出作業がとにかくひたすら楽しい作品でした。おそろしい物語なのに、こんなにウキウキ訳していて大丈夫なのだろうか、と自分の精神状態が、病み具合が、ふと心配になるほどでした。 辻早苗 ...

2017.12.14

みなさまこんにちは。ラムネとフェレットをこよなく愛する翻訳書編集者のSです。今回は、『犯罪』で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第一位に輝いたフェルディナント・フォン・シーラッハによる戯曲『テロ』の...

2017.11.30

みなさまこんにちは。今回、2018年1月刊行予定の『ギデオン・マック牧師の数奇な生涯』より、「序文」を特別先行掲載いたします!  この『ギデオン・マック牧師の数奇な生涯』は、翻訳された田内志文先生が...

2017.11.24

 捜査小説としては、ジグムント・ミウォシェフスキ『怒り』(田口俊樹訳 小学館文庫 上下各770円+税)が凄い。街の工事現場で、白骨死体が見つかった。当初、遺体は戦時中のドイツ人のものと思われたが、詳...

2017.11.22

 小説は、何を描くかではなく、どう描くかが重要――当たり前のことである。しかしそれを、実作で痛感させるのは難しい。ミンディ・メヒア『ハティの最期の舞台』(ハヤカワ文庫 1100円+税)はその最高の成...

2017.11.21

 マルセイユはフランスのなかでも、とりわけ古い歴史を持つ町だ。なにしろその起源は紀元前600年、古代ギリシャのフォカイヤ人が築いた植民都市マッシリアに遡(さかのぼ)る。地中海交易の玄関口として栄え...

2017.11.13

豪邸×毒殺×名探偵 翻訳は作家・福永武彦! フランスの古都に展開する典雅なる傑作ミステリ 名作古典が読みやすくなってリニューアル! * ――不必要だからです。不必要な質問は出来るだけ避けた方がいい...

2017.10.25

本書を手にした貴方の耳の中で、悪魔の高笑いが響き続けるはずだ。 若林踏 Fumi Wakabayashi  謎解き小説において、不可思議な事件の謎を解き、物語内に秩序をもたらす名探偵はしばしば神に例...

2017.09.22

 人生の黄昏時(たそがれどき)、実績ある作家は何を書くのか。そのもう一つの魅力的な回答が、ジーン・ウルフ『書架の探偵』(酒井昭伸訳 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 2200円+税)である。2年前の本国...

2017.09.21

 人気シリーズの最期は、いつだって物悲しい。しかも、ストーリーに区切りを付けて終わるのではなく、作者が亡くなったから次が出なくなったのだから、哀愁は一入(ひとしお)だ。ここ23年の間、日本のミステリ...
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