全記事一覧

2017.07.25

 現代史において、ナチスは不寛容の代名詞となった感がある。それを最大限に強調する作品がエリザベス・ウェイン 『コードネーム・ヴェリティ』(吉澤康子訳 創元推理文庫 1200円+税)だ。  敵地に潜入...

2017.07.24

 ご存知の通り、いま欧米は移民問題で揺れ、文化間における寛容と狭量がせめぎ合っている。そのような時勢に即した作品が多数翻訳されているのは、偶然だろうか?  スウェーデンの作家トーヴェ・アルステルダー...

2017.07.06

〈週刊文春〉2008年傑作ミステリーベスト10第1位! 『IN★POCKET』2007文庫翻訳ミステリーベスト10第1位! 超人気警察小説シリーズ、珠玉の第4作 天下御免の仕事中毒 とびきり下品で不...

2017.07.04

 東京創元社の創元推理文庫で、深町眞理子訳版〈シャーロック・ホームズ全集〉が完結した、2017年。シャーロック・ホームズが『緋色の研究』で初登場したのが、1887年ですから、ホームズ登場から130周...

2017.06.23

6月30日に発売となる、チャールズ・ボズウェル『彼女たちはみな、若くして死んだ』に収録された川出正樹氏の解説を、発売に先駆けて、一部無料公開いたします。事件の真相にふれる後半部分については省いています...

2017.06.21

〈現代英国本格の頂点〉が贈る、純度100%の謎解き! 肘掛け椅子に座ったまま凍死した男。 現場に残る謎に「名探偵」だけが気付く。 若林踏 Fumi Wakabayashi  『凍った夏』はアーチ橋づ...

2017.06.06

〈週刊文春〉2001年傑作ミステリーベスト10第1位! 超人気警察小説シリーズ、圧巻の第3作! 下品なジョークを心の糧に 雨にも負けず風邪にも負けず 名物警部フロストは、今夜も大奮闘! *  フロス...

2017.05.26

 ジョー・ネスボ『悪魔の星』(戸田裕之訳 集英社文庫 上下各800円+税)は、酒浸りの凄腕刑事ハリー・ホーレ・シリーズの第5作で、『コマドリの賭け』から続くオスロ3部作の最終作だ。残虐な女性連続殺人...

2017.05.26

 海辺の名門幼稚園で起きた保護者の死亡事件。  けれども誰が死んだのか、事故なのか殺人なのか明かされないまま、物語は六か月前に遡ります。  そもそものはじまりは、シングルマザーのジェーンの息子ジギー...

2017.05.25

 奇抜な設定や粗筋(あらすじ)は、読者に本を手に取らせるため――つまりは釣る際の最大最良の餌になり得る。しかし、実際に読む段になると、最重要なのは、設定や粗筋がどう描かれるかだ。シャルロッテ・リンク...
Back Number
さらに昔の記事を見る