今月の本の話題

2018.09.06

〈怪盗リュパン〉〈ブラウン神父〉シリーズなどミステリ黄金時代の名作短編の競演! 江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集2』

世界推理短編傑作集2
『世界推理短編傑作集』第2巻が刊行となります。半世紀以上読み継がれてきた本アンソロジーについての詳細や、リニューアルの特色などは、下記リンク先の記事をご一読いただけますとうれしいです。

半世紀以上読まれてきた傑作アンソロジー『世界短編傑作集』を全面リニューアル! 江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集1』

2巻には屈指の人気を誇る名探偵〈ブラウン神父〉シリーズの「奇妙な足音」があらたに収録となっています。読めばもう、「傑作……」としみじみすること間違いなし。ブラウン神父の活躍をもっと読みたい方はすでにリニューアル済みの『ブラウン神父の童心』に始まるシリーズ5巻をどうぞ。

また、バルドゥイン・グロラーによる探偵ダゴベルト譚「奇妙な跡」がドイツ語からの新訳に! 垂野創一郎先生の格調高い御訳文でお楽しみいただけますと幸いです。

その他にも、ホームズばりの推理力を披露する怪盗リュパンがかっこいい「赤い絹の肩かけ」(モーリス・ルブラン)、犯人が最初からわかっている倒叙(とうじょ)ミステリの傑作「オスカー・ブロズキー事件」(オースチン・フリーマン)、アブナー伯父の推理によって驚愕の真相が明らかになる「ズームドルフ事件」(M・D・ポースト)、〈フレンチ警部〉シリーズや『樽』など数々の傑作推理長編を手掛けてきたF・W・クロフツの鉄道ミステリ短編「急行列車内の謎」など、盛沢山です!!! 

ちなみに、「急行列車内の謎」は本文に列車の見取り図が挿入されているのですが、こちらもリニューアルということでデータ化し、見やすくなりました。

写真_2018-09-03_18_19_40.jpg 『世界推理短編傑作集2』は9月12日ごろ発売です。リニューアルを担当された前東京創元社会長でありミステリ研究家の戸川安宣氏による新解説も、書影や図版などがたくさんあり、読み応えたっぷりです。ミステリの入門書としても最適な本アンソロジー、どうぞよろしくお願いいたします。

(2018年9月7日)



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