今月の本の話題

2017.06.27

さらば、フロスト警部。超人気警察小説シリーズ最終作! R・D・ウィングフィールド『フロスト始末』[2017年6月]


さらば、フロスト警部。
全作品が年末ミステリランキング1位!
シリーズ国内累計85万部!

超人気警察小説シリーズ最終作!



日本全国のミステリファンの皆さま、お待たせしました。〈フロスト警部〉シリーズ最新作『フロスト始末』の登場です。

本書もこれまでの作品同様、事件発生時に運悪くデントン署に居合わせたフロスト警部が、捜査担当をしぶしぶ引き受けさせられるところから幕を開けます。最初は人間の足が遺棄された一件だけでしたが、その後立てつづけに事件が起き、それらをすべて任されるはめになるのもご存じのとおり。そう、シリーズ愛読者ならば「待ってました!」とひと声かけたくなるような、おなじみの導入が楽しめるのです。

本書では、マレット署長、ウェルズ巡査部長、(前作から登場の)モーガン刑事など、おなじみの面々に加え、新たな登場人物も投入されます。ひとりはフロストの敵役となるジョン・スキナー主任警部。面倒はすべて部下に押しつけ、手柄はひとりじめすることで悪名高いイヤミな男で、登場するなり即座に巡査たちから反感を買う始末。シリーズ屈指の嫌われ者となることでしょう。じつはこの主任警部の着任はマレットの差し金で、その目的はフロスト警部をデントン署から追放することにあるのでした……。

もうひとりは見習いの婦人警官ケイト・ホールビー巡査。こちらは打って変わって熱心に捜査に励む健気な若い女性で、さしものフロストもその熱意にほだされ、何かと目をかけています。本書における一服の清涼剤のような存在です。

殺人、失踪、脅迫……積みあがる難事件の山は片づくのか? 望まぬ異動は回避できるのか? フロストは誰に浣腸をお見舞いするのか? 上下巻たっぷりのボリュームで贈る最後の長編、ぜひお楽しみください。

R・D・ウィングフィールド『フロスト始末』は6月30日発売予定です。


今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。そして、それらの捜査に追われている裏で、マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、フロストをよその署に異動させようと企んでいた……。史上最大のピンチに陥った警部の苦闘を描く、超人気警察小説シリーズ最終作。



なお、今回の『フロスト始末』刊行に合わせ、シリーズ既刊にも動きがございます。

まず、既刊の文庫すべて(5作品・上下巻合わせて7冊)に、フロスト警部シリーズが大好き!という皆さまからの推薦コメントを掲載した新たな帯が巻かれます。その〈フロスト応援団〉の顔ぶれは以下のとおり。誰がどの作品にどんなコメントを寄せたかは、ぜひ書店でご確認ください。

  青崎有吾
  有栖川有栖
  大倉崇裕
  荻原浩
  似鳥鶏
  福田和代
  養老孟司
  (五十音順、敬称略)

そして、電子書籍版には『フロスト日和(びより)』『夜のフロスト』『フロスト気質(かたぎ)』『冬のフロスト』の四作品に、紙の文庫版と同じ解説を収録いたしました(『クリスマスのフロスト』は訳者あとがきを収録済みです)。すでにお買い求めのかたは、更新や再ダウンロードをしていただくことで、解説ありの新しいバージョンに差し替わります(新規に支払いは発生しません)。この機会に読みかえしたいというかたはご参考までに。

(2017年6月27日)




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