今月の本の話題

2016.12.16

『さよなら、シリアルキラー』の前日譚、日本オリジナル短編集。バリー・ライガ『運のいい日』[2016年12月]

 シリアルキラーの息子という特異すぎる出自の少年、ジャズことジャスパーの活躍を描いた〈さよなら、シリアルキラー〉3部作は、青春小説+ミステリの傑作として、大評判になりました。(未読の方はこちらから、『さよなら、シリアルキラー』『殺人者たちの王』『ラスト・ウィンター・マーダー』それぞれのご紹介と読者モニターの皆様の声をご覧いただけます)

まだまだ読み足りない、という皆様、もっともっとジャズやハウィーやコニーに会いたいという皆様、そして読んでみたいけど3部作はちょっと……とためらっている皆様、朗報です! 『さよなら、シリアルキラー』の前日譚にあたる短編を4編収録した日本オリジナル短編集『運のいい日』が12月に刊行されます。

21世紀最悪の連続殺人犯である父ビリーが捕まったのち、まがりなりにも普通の高校生活を送っていたジャズと、町の外から来た黒人の少女コニーの出会いを、ジャズの視点で描いた「将来なりたいもの」、コニーの視点で描いた「仮面」。ジャズの親友ハウィーの惜しい体験「ハロウィン・パーティ」。そして田舎町ロボズノッドで発生した若い女性の惨殺事件を解決すべく奔走する保安官G・ウィリアムズの物語「運のいい日」
どれも3部作の中でちらっと顔を出しながら詳しく語られることのなかったエピソードばかりです。
センセーションを巻き起こした〈さよなら、シリアルキラー〉3部作の前日譚、是非お読み下さい。

(2016年12月16日)



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