今月の本の話題

2016.11.07

〈家計費節約計画〉撤回のための奥の手とは!? エミリー・ブライトウェル『節約は災いのもと』[2016年11月]


「腹が減っては推理ができぬ
……ですよね、旦那さま?」

詐欺師が殺した犯人は、損した株主? それとも?……
家政婦+使用人、主人の警部補を(こっそり)助けて
殺人事件と家計の危機をダブルで解決!?



使用人探偵団シリーズ、第4弾の登場です。

敬愛する主人のウィザースプーン警部補を助けるため、これまでこっそり事件を解決してきた家政婦ジェフリーズ夫人と使用人たち。しかし、今回初めてはっきりと、旦那さまのやることに不満をもらします。それというのも、ささいな投資の失敗におびえた警部補が、極端すぎる家計費節約計画を打ち出したせいです。

少々の倹約ならともかく、ここまで切り詰められては、日々の暮らしはもとより、事件の捜査にも支障が出てしまう……(使用人探偵団、けっこう物いりなのです)。そこでジェフリーズ夫人は一計を案じ、使用人たちに指示を出してあの手この手で家計費節約計画を撤回させようとするのです。……どうやって? それは本書をお読みください。

本書ではもちろん、ふつうの(?)殺人事件も発生し、警部補と使用人たちがそれぞれ頭と身体を使って解決に挑みます。今回の事件は詐欺の疑いがある鉱山開発会社の経営者殺し。有力な容疑者である大株主たちの中に犯人がいるのか、それとも? 常になく謎解き要素多めな、こちらの顛末にもご注目ください。

なお、現在「翻訳ミステリー大賞シンジケート」でも、このシリーズ全体の紹介記事を掲載していただいています。こちらはプレゼントが当たるおまけつきですので、合わせてお読みください。
担当編集者自身によるシリーズ紹介――エミリー・ブライトウェル〈家政婦は名探偵〉シリーズ

『節約は災いのもと』は11月11日発売予定です。


テムズ川に浮いた射殺死体は、詐欺師の疑いがあるアメリカ人のものだった。またも難事件を押しつけられたウィザースプーン警部補は、被害者の会社の大株主に捜査の的を絞る。もちろん、家政婦のジェフリーズ夫人たちも、こっそり行動を始めていた。今回の目的はふたつ。殺人事件の解決と、警部補が導入した極端な“家計費節約計画”の撤回である! 使用人探偵団シリーズ第4弾。

(2016年11月7日)




【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

海外ミステリの専門出版社|東京創元社
バックナンバー