今月の本の話題

2016.09.06

あの名探偵・帆村荘六が帰ってくる! 海野十三/日下三蔵編 『蠅男 名探偵帆村荘六の事件簿2』[2016年9月]

名探偵帆村荘六、再び帰還! 科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日本SFの先駆者と称される海野十三。鬼才が生み出した名探偵が活躍する推理譚から、傑作集第二弾を精選して贈る。密室を自由に出入りし残虐な殺人を繰り返す、稀代の怪人との対決を描く代表作「蠅男」。在原業平の句にちなんだ奇妙な館に潜む恐るべき秘密を暴く「千早館の迷路」など、5編を収録。

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全国の帆村荘六ファンの皆様、お待たせました。昨2015年に好評を博した『獏鸚 名探偵帆村荘六の事件簿』に続く、新たな帆村シリーズ傑作選の登場です! 今回は代表長編と名高い「蠅男」ほか、4短編を収録しています。

代表作「蠅男」は、奇想天外なアイデアが炸裂した、これぞ海野ミステリ!と呼びたくなるような傑作長編です。
舞台は大阪。マッドサイエンティストと噂される鴨下ドクトルの屋敷から、身元不明の焼死体が発見されたことより、不気味な“蠅男”事件の幕が開きます。“蠅男”と名乗る謎の怪人からの脅迫状、厳重な警備をかいくぐって発生した密室殺人……。帆村は蠅男の正体を突き止めることができるのか? 蠅男の恐ろしい秘密とは?
ミステリパート以外にも、アクションあり、帆村と事件関係者との恋愛模様ありと見所はたくさんあります。

暗号ミステリの快作「暗号数字」、海野流の“館”ミステリ「千早館の迷路」など、合わせてどうぞお楽しみください。

(2016年9月6日)



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