今月の本の話題

2016.12.07

千弥と月夜の公の過去が明らかに! 〈妖怪の子預かります〉シリーズ第3弾 廣嶋玲子『妖(あやかし)たちの四季』[2016年12月]

◎最新刊『妖(あやかし)たちの四季 妖怪の子預かります3』

 大変お待たせいたしました、〈妖怪の子預かります〉第3巻では、読者の皆様が一番知りたかった、弥助の大甘の保護者にして盲目の美青年千弥と、狐の妖怪で妖怪奉行所の奉行の因縁がついに明らかになります! 犬猿の仲といった感じのふたりの過去にいったい何があったのか、びっくりすること請けあいです!
 ほかにも、可愛いとファンの多い子妖怪津弓と梅吉が大活躍するエピソードや、妖怪の花見に迷い込んだ久蔵の話、兎の妖怪玉雪の過去など、絶対楽しめる春夏秋冬のエピソード、そして1巻で募集し、2巻で結果を発表した〈妖怪オリジナルキャラクター〉で選出された妖怪が登場する短編「忘れじの花菓子」を収録しています。

 恐ろしい妖怪にどきどきし、可愛い子妖怪たちに心癒され……。弥助と仲間たちが繰り広げる妖怪ワールドを心ゆくまでお楽しみ下さい!

 2017年には4巻、5巻も刊行が決定。こんどはどんな妖怪に会えるのか! 楽しみにおまちください。



『うそつきの娘 妖怪の子預かります2』

 うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋の助手となった弥助。
 気味の悪い妖怪除けの札に悩まされるあかなめの親子や、母を捜す健気な子猫の妖怪りん、千弥を婿にと望む華蛇族のわがままな姫君初音など……。養い親の千弥の助けも借り、弥助は次々とやってくる妖怪たちの問題を解決していく。
 そんなとき、妖怪の子どもたちが行方不明になるという事件が発生。仲良しの梅の子妖怪梅吉に頼まれ、行方不明の友だちを探しに浅草にいった弥助だったが、子妖怪のはいっこうに見つからない。仕方なく土産に飴細工でもと思っていたところ、声をかけてきたのが自分と同じくらいの歳の娘おあきだった。香具師の娘だというおあきは、いい飴細工師を知っているからと言って、弥助を連れて行くが……。

 妖怪たちと少年の交流を描いた、ちょっと怖くて心温まる、大人気シリーズ第二弾。



『妖怪の子預かります』

 弥助は十二歳。養い親である按摩、千弥と共におんぼろ長屋暮らしをしている。貧乏ながらも平和な毎日を過ごしていたが、ある夜、いきなり恐ろしげな烏天狗にさらわれ、妖怪奉行所につれていかれる。悪夢を見た弥助が鬱憤晴らしに割ってしまった石が、子預かり妖怪うぶめの住まいだったというのだ。妖怪の御奉行である妖狐の月夜公に、「罰として、新たな住まいが見つかりうぶめが戻るまで、うぬが妖怪子預かり屋になれ」と命ぜられる弥助。
 それからというもの、梅の妖怪、どじょうの妖怪、酒好きの鬼、泣き虫の妖狐の若君……と、次々と子どもを預けにやってくる妖怪達に振り回される日々が始まる。
 だが、そんなある日……

 ちょっぴり怖くて、心温まるお江戸妖怪ファンタジー。







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