今月の本の話題

2017.06.13

人でも妖怪でも、想いは必ず通じるんだね!〈妖怪の子預かります〉シリーズ第4弾 廣嶋玲子『半妖の子』[2017年6月]

◎最新刊『半妖の子 妖怪の子預かります4』

 江戸の貧乏長屋、太鼓長屋に養い親の千弥と住む弥助は、小柄で色黒で、子狸を思わせる愛嬌のある、どこにでもいそうな少年。だが、侮るなかれ、弥助は実は妖怪の子を預かる妖怪の子預かり屋という裏の顔(?)を持っているのだ。
 今日も弥助のもとに子供を連れた妖怪が……。

 小さな白い石を四朗と名付け、いつか命が宿って子鼠になる日が来ると信じる三匹の鼠たち、取り憑いた相手に寝言を言わせる寝言猫、銀や鋼の錆を舐めとるさびなめ……。
 なかでも今回弥助が苦労したのが、化けいたちの宗鉄のひとり娘みおだった。

 宗鉄は八歳になる娘を預けたいと連れてきた。山奥で、他人と接することなく暮らしていたのだが、母親が亡くなり男手ひとつではどうにもならなくなったのだ。母親が亡くなる少し前から、父に対してすっかり心を閉ざしてしまっていた。白い仮面をつけ、ひたすら周囲を拒絶するみお。

 だが、弥助のもとに預けられる子妖怪達と接するうちに、みおに変化が……。
 大人気のお江戸妖怪ファンタジー第四弾。



『妖(あやかし)たちの四季 妖怪の子預かります3』

 大変お待たせいたしました、〈妖怪の子預かります〉第3巻では、読者の皆様が一番知りたかった、弥助の大甘の保護者にして盲目の美青年千弥と、狐の妖怪で妖怪奉行所の奉行の因縁がついに明らかになります! 犬猿の仲といった感じのふたりの過去にいったい何があったのか、びっくりすること請けあいです!
 ほかにも、可愛いとファンの多い子妖怪津弓と梅吉が大活躍するエピソードや、妖怪の花見に迷い込んだ久蔵の話、兎の妖怪玉雪の過去など、絶対楽しめる春夏秋冬のエピソード、そして1巻で募集し、2巻で結果を発表した〈妖怪オリジナルキャラクター〉で選出された妖怪が登場する短編「忘れじの花菓子」を収録しています。

 恐ろしい妖怪にどきどきし、可愛い子妖怪たちに心癒され……。弥助と仲間たちが繰り広げる妖怪ワールドを心ゆくまでお楽しみ下さい!

 2017年には4巻、5巻も刊行が決定。こんどはどんな妖怪に会えるのか! 楽しみにおまちください。



『うそつきの娘 妖怪の子預かります2』

 うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋の助手となった弥助。
 気味の悪い妖怪除けの札に悩まされるあかなめの親子や、母を捜す健気な子猫の妖怪りん、千弥を婿にと望む華蛇族のわがままな姫君初音など……。養い親の千弥の助けも借り、弥助は次々とやってくる妖怪たちの問題を解決していく。
 そんなとき、妖怪の子どもたちが行方不明になるという事件が発生。仲良しの梅の子妖怪梅吉に頼まれ、行方不明の友だちを探しに浅草にいった弥助だったが、子妖怪のはいっこうに見つからない。仕方なく土産に飴細工でもと思っていたところ、声をかけてきたのが自分と同じくらいの歳の娘おあきだった。香具師の娘だというおあきは、いい飴細工師を知っているからと言って、弥助を連れて行くが……。

 妖怪たちと少年の交流を描いた、ちょっと怖くて心温まる、大人気シリーズ第二弾。



『妖怪の子預かります』

 弥助は十二歳。養い親である按摩、千弥と共におんぼろ長屋暮らしをしている。貧乏ながらも平和な毎日を過ごしていたが、ある夜、いきなり恐ろしげな烏天狗にさらわれ、妖怪奉行所につれていかれる。悪夢を見た弥助が鬱憤晴らしに割ってしまった石が、子預かり妖怪うぶめの住まいだったというのだ。妖怪の御奉行である妖狐の月夜公に、「罰として、新たな住まいが見つかりうぶめが戻るまで、うぬが妖怪子預かり屋になれ」と命ぜられる弥助。
 それからというもの、梅の妖怪、どじょうの妖怪、酒好きの鬼、泣き虫の妖狐の若君……と、次々と子どもを預けにやってくる妖怪達に振り回される日々が始まる。
 だが、そんなある日……

 ちょっぴり怖くて、心温まるお江戸妖怪ファンタジー。







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