『図書館の殺人』というタイトルの通り、舞台となるのは図書館です。裏染や柚乃たちの通う風ヶ丘高校にほど近い、風ヶ丘図書館がその舞台。そして、今回直前情報として紹介していきますのは、凶器です。『水族館の殺人』はサメが凶器みたいなものでしたから、期待している方も多いかと思います。で、今回ですが、言わずと知れた山田風太郎の『人間臨終図巻』、単行本版の上巻です(徳間書店さん、すみません)。

函入り、布張りの豪華本で、横160ミリ×縦225ミリ、×束(幅)35ミリ、重さ900g。ちなみに、『水族館の殺人』『図書館の殺人』も同じページ数です)でおよそ500gですから、倍近い重さですね。下の写真を見てください、これで殴られたかと思うと、ぞっとします。そりゃあ死にますよ。『人間臨終図巻』は、現在は徳間文庫、角川文庫で入手可能です。ご興味あるかたはぜひ。

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(2016年1月7日)



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