デビュー作『体育館の殺人』、第二長編『水族館の殺人』と二つの“館”を舞台に、エラリー・クイーンばりの論理的な本格ミステリを発表してきた青崎有吾。次はどこの“館”なのか? といった声も聞こえてきていましたが、いよいよ新作の登場です。

実は短編集『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』所収の「その花瓶にご注意を」で次作の予告していたのはお気づきでした? お待たせいたしました、シリーズ第三長編の“館”は図書館です。『図書館の殺人』は来月、1月29日発売です。

丸美水族館での事件後、期末試験(主人公たちの通う高校は二学期制なのです)真っ只中というざわつく空気の中、学校最寄りの公立図書館内で殺人事件が発生します。不可解な状況で殺害されていた男子大学生の謎に挑むのは、我らが高校生探偵・裏染天馬。果たして、この殺人事件を、裏染は解くことが出来るのか? そして期末試験の結果は?

また来月には、もう少し詳しい情報をお伝えいたします。お楽しみに!

(2015年12月7日)



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