今月の本の話題

2014.08.05

自分の心にねじを巻いてくれるのは自分だけ!柚木麻子『ねじまき片想い』[2014年8月]

ねじまき片思い
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『ランチのアッコちゃん』(双葉社)が10万部を超えるベストセラーとなり、『伊藤くん A to E』(幻冬舎)、『本屋さんのダイアナ』(新潮社)で直木賞候補となるなど、今もっとも話題の著者、柚木麻子の最新刊『ねじまき片想い』が東京創元社から8月上旬に刊行されます!

リバティプリントのワンピースに身を包み、亜麻色のふわふわとした長い髪をたなびかせ、水上バスで浅草にあるおもちゃ会社に通勤する富田宝子、28歳。
彼女は甘やかな外見とうらはらに、いくつもヒットを飛ばす敏腕おもちゃプランナーとして活躍する一方、取引先のフリーデザイナー・西島に恋する乙女でもあります。

肝心の西島は30を過ぎて、仕事にも生活にもちょっとだらしないダメ男。
ルームメイトには叱咤激励をされ、同僚には「なんであの男がいいんだか」とため息をつかれながらも、もう五年も片想いをしています。

そんな彼が「向かいのビルに貯水タンクができたせいで、部屋からスカイツリーが見えなくてショックだ」とこぼすと、宝子はそのタンクをどけるために行動を開始……。
次から次へと災難に見舞われる彼のため、宝子はSP気分で彼のトラブルを解決していくのです。

刊行に先がけ、プルーフ版を読まれた読者モニターの方々からも絶賛の声がたくさん届きました! その一部をご紹介します。

「女の子は砂糖とスパイスと素敵な何かでできている」
宝子さんをみていて、ふとそんな童謡を思い出しました。あまくて可愛くて、ふわふわしている表面を暴けば、ちょっと見てはいけないものが中で渦巻いている。容姿も良く、才能があり仕事もできて、でもストーカーばりに5年も片思い。女の子って不思議な生き物ですね。
(迫さん)


もう夢中で、一気読みしてしまった。この物語、わが道を行く女の子たちへ贈る応援歌だと感じました! 自分の世界を大切にする宝子さんは、内にこもる引きこもり体質というわけじゃない。大好きな人のためなら、どんどん外に働きかけ、行動を起こせる。その、目を見張るほど恐るべき行動力! 宝子さんは、本当に変な子だ。でも、愛すべき変な子であり、彼女はとても気高い。初恋が人より遅くたって全然構わない。恋の形だって、自分流で良いんだよ。
(えびあささん)


はらはらしながら最後に宝子の出した決断にびっくり。爽やかな気持ちになりました。2回3回と読み返す度に、胸に響く言葉がきらきらと心に落ちてきます。「女友達と仕事と趣味さえあれば男なんか必要ない」には笑ってしまいました。浅草の素敵スポットがちりばめられた、観光案内的な読み方も出来る本でもあります。
(佐藤みつ子さん)


「自分の心にねじを巻いてくれるのは、自分だけだもの」
という言葉にとても勇気をもらいました。この素敵な言葉を私も胸に刻んでおこうと思います。
(kai_souさん)


一人でいればくじけることもあるし、泣きたいことも多々ある。そういった時に読み返したい小説であり、仕事をすつ上でも、人生を生きる上でも、何か芯が一本通っていなければ意味がないということを改めて再確認できた小説だった。
(ゆかりさん)


西島のためなら盲目的になってしまうアラサー女の片想いパワーと、パズルがぱちっとはまっていくみたいに事件を解決していく様子がとても痛快で面白かったです。(ちからを注ぐ方向性は間違っているけれど)恋愛にも仕事にも全力な宝子の姿に元気付けられました。
(Sallyさん)


ほんとはちょっぴりこんなゆるふわ風の女の子は苦手だなあ…と思いながらも読んでいくうちに宝子を応援したくなる。そうよ、あんた自己完結しすぎなのよ! って同僚と一緒に肩を叩きたくなる。 謎を解きながら自分の頑なさも解いていく宝子をまたみたいな。
(かっこーさん)


恋も仕事も全力でがんばるあなたに贈る『ねじまき片想い』は8月11日発売です。
どうぞお楽しみに!!


(2014年8月5日)




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