今月の本の話題

2014.04.07

な、なんと日常の謎に挑戦! 平成のエラリー・クイーンが贈る短編集 青崎有吾『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』[2013年4月]

風ヶ丘五十円玉祭りの謎
書籍の詳細を見る
『体育館の殺人』で颯爽とデビューし、『水族館の殺人』が『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編第二位、そして第14回本格ミステリ大賞の候補となるなど、今注目の若手ミステリ作家・青崎有吾の最新作が登場です。
前二作では、現場に遺された傘やバケツとモップなどを手がかりに犯人を突き止めていくクイーンばりの論理的な本格ミステリでしたが、今回はなんと “日常の謎”連作集です。

お祭りの屋台でもらったお釣りが、どのお店でもなぜか50円玉ばかり? 風ヶ丘高校の学食で置きっぱなしになっていた丼の謎。『体育館の殺人』の登場人物が吹奏楽部とのトラブル。天馬の妹・鏡華が遭遇した事件など、全五話+おまけ付き。天馬と鏡華の兄妹の冴え渡る推理にご期待下さい。

短編集ということで、人気絵師の田中寛崇さんの扉絵もついています。魅惑的なカバーイラストともども、ご堪能いただければ幸いです。

(2014年4月7日)




【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

本格ミステリの専門出版社|東京創元社
バックナンバー