今月の本の話題

2014.03.05

《創元海外SF叢書》第1弾、イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』の世界(下楠昌哉訳)[2014年3月]


旋舞の千年都市 上
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鐘楼の蝙蝠
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 近年ますます多様化しているSF小説の世界。海外でも多くの作家が、旧来の枠組みに縛られることなく、知的エンターテインメントとしての小説の可能性に自由に挑戦しています。その多様さ・豊饒さを日本の読者にお届けすべく創刊するのが《創元海外SF叢書》です。
 その第1弾となる『旋舞の千年都市』は、いよいよ今月下旬に発売されます。主要登場人物をはじめ、内容については〈Webミステリーズ!〉1月号で詳しくご紹介しています。

 さて、本書の巻末解説を書いていただくのは、初単行本となる連作短編集『皆勤の徒』(創元日本SF叢書)が第34回日本SF大賞を受賞し、ベストSF2013国内篇1位(『SFが読みたい! 2014年版』早川書房)にも選ばれた、作家の酉島伝法氏です。
 解説では酉島氏ご自身のトルコ・イスタンブール体験談を織り交ぜつつ、本書の魅力に迫っていますが、その補足として、ご本人が旅行中に撮影していた画像をウェブ上にアップしていただきました。

『旋舞の千年都市』解説 補足

 ちなみに、作中である役割を果たす、細書術で書かれた写本の実例もこちらでご覧いただけます。→ The British Library(英語サイトですが、記事内の画像上にある"Enlarged image"をクリックすると写本の拡大画像を見られます。)

 これらがどのように登場するのかは、実際に作品を読んでご自分の目でお確かめください。『旋舞の千年都市』、お楽しみに!

(2014年3月5日)




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