今月の本の話題

2014.03.05

読めば自慢できること間違いなしの歴史エンターテインメント超大作『Q』、2014年4月いよいよ刊行!!


旋舞の千年都市 上
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鐘楼の蝙蝠
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『薔薇の名前』『ダ・ヴィンチ・コード』+〈007〉
イタリア本国で24万部! 全世界で100万部突破!
イタリア最高の文学賞であるストレーガ賞最終候補!

裏切られ、欺かれてなお、常に虐げられた民衆と共に巨大権力に闘いを挑む、名前を持たぬ主人公。その不屈の精神と闘志に、誰もが共感する。

特別に訳者あとがきを公開します。イタリアが生んだ超大作『Q』の背景にいちはやく触れたい方はこちらへ。



 1555年、欧州ではないどこかの街。主人公が密偵Qの遺した日記を読む。
「ローマの支配を覆してユートピアを建国する」という主人公と同志たちの夢を、陰で操り崩壊させた宿敵Qの手記を読みながら、主人公は血塗られた闘いの日々と死んでいった仲間を回想する。宗教改革の、主人公の、Qの時代の幕開け……。
 全世界で百万部を突破。『薔薇の名前』+『ダヴィンチコード』+〈007〉。刊行当初本国イタリアでは著者の正体はエーコではないかと話題を呼んだ歴史超大作。

■タイムズ紙(USA)
――16世紀の宗教戦争を背景にした英雄伝説。数多の登場人物が織りなすスリリングかつ緻密な群像劇。そこに息づく暴力とヒロイズムと裏切りと性。

■ラ・レプッブリカ紙(イタリア)
ラ・レプッブリカ(イタリア最大の発行部数を誇る一般・全国紙)
――誰もが予想もしなかったかつてない文学。この上なく堅固かつ堅実。信仰と反乱から成る史実に基づく一大冒険劇。

■インデペンデント紙(UK)
――『Q』は魔術のように効く。

■カルロ・ルカレッリ(イタリア)
ラ・スタンパ(イタリアの全国紙で書評に定評あり)に掲載されたカルロ・ルカレッリ評
*カルロ・ルカレッリは、著名作家である以外に、新聞記者・監督・脚本家の肩書きを持ち、1998年から国営放送で『Blu Notte』という社会派人気番組の司会を務めている。
――『Q』の文体は強く、細部まで厳密で、素っ気なく乱暴で、時に文章は分断され中断さえされて最速で進む。そしてやがて猛々しく壮大な詩の域へ至る。

■エル・パイス紙(スペイン)
エル・パイス(スペイン最大手の新聞・全国紙)
――『Q』は恐るべき冒険小説だ……すべての要素が衝撃的なトーンで語られる。それは際限なき論争であり、奇妙な出会いであり、望みなくして挑む壮大な冒険であり、打ち負かせない敵や、予期せぬ裏切りや、集団の熱狂や、非合法の旅である。



キイワードその1
【ルーサー・ブリセット・プロジェクト】
 1994年~1999年、ヨーロッパを中心とした各国・各分野の100名を超えるクリエイターたちが「商業的カルチャーにゲリラ戦をしかける」を合言葉に自由に参加したプロジェクト。決まりごとはひとつだけ、各自が制作した作品を「ルーサー・ブリセット」の名前で発表すること。このいわゆる匿名性は、「作品は作者名で決まるのではない」という主張、商業主義に対する反旗だった。ルーサー・ブリセットは、80年代にイングランドに実際にいたサッカー選手で、敢えてまったく無名の彼の名前を拝借した。

キイワードその2
【Q】
 ルーサー・ブリセット・プロジェクトは当初から5年間という期限が決められ、その締めくくりとしてイタリアで1999年3月に発表されたのが『Q』。イタリアでの出版当初は、プロジェクトの主旨により、作者が誰であるは明かされなかった。それでも本書はイタリアで24万2000部を数える大ベストセラーとなり、世界16カ国語に翻訳され100万部を突破した。
 著者は誰かという憶測もしきりで、ウンベルト・エーコの名も飛び出したが、後に、ボローニャ在住の4名のイタリア人の共著であることが発表された。
 さらに本作は1999年、イタリア最高の文芸賞であるストレーガ賞にノミネートされたが、最終選考まで残った時点で辞退している。

そんな謎に満ちた超話題作『Q』が、いよいよ2014年4月、その正体をあらわします!
来月には内容もちょっとご紹介。お楽しみに!

(2014年2月5日)




【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

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