今月の本の話題

2015.06.05

シリーズ1、2巻サイン本プレゼント! シリーズ第3巻『子守唄』カーリン・イェルハルドセン[2015年6月]

お菓子の家
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〈ハンマルビー署ショーベリ警視シリーズ〉第3巻『子守唄』刊行を記念して、1巻『お菓子の家』、2巻『パパ、ママ、あたし』の著者サイン本をセットで3名の方にプレゼントいたします。
詳細はこちらをご覧下さい。


●最新刊『子守唄』

 ベッドの上に横たわる母と二人のかわいらしい幼い子ども。まるで安らかに眠っているような微笑ましい光景……。
 だがよく見るとぱっくり開いた喉笛の傷とこびりついた大量の血が、彼らが無残にも殺されたことを物語っていた。
 母親はスウェーデンにやってきて結婚したフィリピン人女性。夫とは別居し、女手ひとつで二人の子どもを育てていた。
 だが彼らが住んでいたのは、かなりの高級アパート。別れた夫からの援助はなかった。母親がやっている清掃の仕事では、いくら割がよくても、こんなところに住めるはずがない。
 彼女の周囲に夫以外の男性の存在が浮かぶ。アパートを買ったのはその男なのか? 
 やがてハンマルビー署のショーベリ警視以下捜査陣は、衝撃の事実にたどりつく。

 今回もメインとなる事件(最後に明らかになる事件の真相は本当に衝撃です!!)だけでなく、ショーベリ警視の夢に登場する赤毛の女のこと、誤解から不仲になっているふたりの刑事ペトラとジャマールのその後など、ハンマルビー署の刑事たちの事情も少しずつ明かされ、そちらの興味も尽きないところ。

 好評シリーズ第3弾、是非お楽しみ下さい。



お菓子の家
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『パパ、ママ、あたし』

 ママはどこ? 三歳のハンナは家が空っぽなことに戸惑っていた。どうしてだれもきてくれないの? ひとりぼっちに耐えられなくなったハンナは、電話をとりあげ適当な番号をプッシュし始めた……。
 ハンマルビー署の刑事ペトラは、ジョギング中に公園で凍えきった赤ん坊を発見した。近くにはひき逃げの被害にあったらしい、母親と思われる女性の死体が。
 ハンマルビー署が捜査を開始しようとした矢先、一件の電話が入る。フィンランド行きのフェリーの船内で十六歳の少女が絞殺体で見つかったというのだ。
 犯人は一緒にフェリーに乗っていたボーイフレンドか、バーで少女にからんでいた中年男か、少女とバーで飲んでいたふたりのビジネスマンか?
 よりによってなぜ子供の事件がこんなに重なるのか。だが、子供をめぐる二つの事件は、意外な展開を見せる。

 スウェーデン・ミステリらしい社会の病巣をえぐる事件、そしてショーベリ警視率いるハンマルビー署の面々の人間ドラマも健在。ますます面白い、『お菓子の家』に続くハンマルビー署ショーベリ警視シリーズ第2弾。



『お菓子の家』

お菓子の家
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 数週間にわたる入院生活から解放され、ようやく自宅に戻った老婦人。ようやく自分のベッドで眠り、自分のテレビで見たい番組を見ることができる。
 だが、待望の自宅で彼女が見つけたのは、キッチンの床に横たわる見知らぬ男の死体だった。
 死体発見の報を受けたハンマルビー署のショーベリ警視は、部下と共に現場へ駆けつけた。死体がある老婦人宅の台所に激しく争ったような形跡はなかったが、死体は顔をひどく殴られていた。どうやら殺害されたらしい。そして老婦人は亡くなった男性にはまったく見覚えがないと言うのだ。
 
 その頃誰も知らぬある場所で、殺人者は高揚した気分で自らの行為を思い返していた。
 初めて人を殺した今日ほど、こんなに高揚し、エネルギーと生きる気力にみちあふれたことはない。人を殺したことは悔やんでなどいない。ただ、もっと苦しめてやれなかったのが残念だった。そう、これで終わりではない……

 警察の調べはいっこうに進まず、そのあいだにも殺人者の手は次のそしてさらに第三の被害者に。ショーベリ警視率いるハンマルビー署の捜査員たちは、殺人者の意図を見抜き、計画を阻止できるのか?

 スウェーデン・ミステリの新しい才能が開花する、ショーベリ警視シリーズ第一弾。

(2013年6月5日/2014年3月5日)




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