今月の本の話題

2013.04.05

フレッド・カサック『殺人交叉点』平岡敦訳[2013年4月]

 みなさん、フランスのミステリ作家フレッド・カサックの『殺人交叉点』という作品をご存じでしょうか?
 つい先頃、全国の書店で展開されていた讀賣新聞主催のミステリー・ブックフェアの新聞ページに、湊かなえさんが「小説っておもしろい、ミステリーっておもしろい、と改めて気付かせてくれた一冊です」という言葉を寄せていらっしゃいました。
 そうなのです。この小説はおもしろいのです。そう、このミステリは本当に面白いのです。
 未読の方は是非お試しください。
 
 ちなみに瀬戸川猛資さんは、創元ライブラリの一冊、『夜明けの睡魔』中の「最後の一撃」という章で、最終ページの大どんでん返し、野球でいうなら、九回裏二死から放つ逆転・満塁・サヨナラ・釣り銭なしの場外大ホームラン、しかもその趣向が本の最終ページにあることが絶対条件と、「最後の一撃」を定義づけた上で「わたしが選んだ最後の一撃ミステリのベスト3」の1位に本書をあげていらっしゃいます。
 いかがですか? 心惹かれませんか? 


(2013年4月5日)


 

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