今月の本の話題

2012.08.06

アンドレ・ノートン賞作家がおくる、異世界青春学園ファンタジー ジャスティーン・ラーバレスティア『さよなら駐車妖精』[2012年8月]

さよなら駐車妖精
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 これはオーストラリアでもアメリカ合衆国でもない、架空の国の話です。そしてたぶんすこし未来のことで……。

 あたしはチャーリー、〈ニューアバロン・スポーツ高校〉に通ってる。得意なのはバスケットボール。でもクラスでいちばんちびなせいで(多分)、バスケットボールのクラスに選んでもらえなかった。
 それはともかく、あたしたちアバロナーズにはたいてい妖精がついてる。親友のロウシェルのは服のお買い物妖精、いつだっておしゃれで彼女にぴったりな服を信じられないくらいの値段で手に入れてる。クラスメイトのフィオレンツェのなんか、男の子をとりこにする妖精。
 それにひきかえ、あたしについてるのはいつでも駐車スペースをみつけられる妖精。みんな車に乗るときはあたしを一緒に乗せたがるけど、車酔いはするし、免許を持っていないあたしにはなんのいいこともない。いっそこんな妖精、どっかに行っちゃえばいいのに!

 そこであたしは駐車妖精追い出し作戦を敢行することにした。

 アンドレ・ノートン賞受賞作家が贈る、愉快でかわいくてちょっと痛い、異世界青春学園ファンタジー。

(2012年8月6日)




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