今月の本の話題

2011.12.05

ミュージカル『ジキル&ハイド』2012年3月6日(火)より日生劇場(日比谷)で公演開始! ロバート・ルイス・スティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』

 ミュージカル『ジキル&ハイド』はブロードウェイの話題をさらい、日本でも4度にわたり繰り返し上演されてきました。そして来春、伝説の大ヒットミュージカルがキャストを一新して〈ニュー・プロダクション〉としてよみがえります!

 人間の深淵に潜む善と悪の葛藤を描いたロバート・ルイス・スティーヴンスンの『ジキル博士とハイド氏』。この『吸血鬼ドラキュラ』『フランケンシュタイン』と並び称されるホラーの古典的名作は、1990年にアメリカでミュージカル化されました。作曲家F・ワイルドホーンの手によってテキサス州ヒューストンのアリー劇場で幕を開け、観客と批評家の双方から絶大な支持を受けました。さらに1997年、ブロードウェイ進出を果たします。同年のトニー賞では4部門(最優秀ミュージカル主演男優賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀照明賞、最優秀衣裳賞)にノミネートされ、その上演数は累計で1500回以上に達しています。

 物語のあらすじをご紹介しましょう。舞台は1888年のロンドン。医者のヘンリー・ジキルは、長年研究を続けてきた「人間の善と悪を分離する薬」の人体実験の許可を得るため、セント・ジュード病院の最高理事会に臨みます。しかし婚約者エマの父ダンヴァース卿、そして友人たちから「死神よりも危険な理論だ」と忠告されてしまいます。二人の危惧は的中し、上流階級の面々が集う理事会で、ジキルの要求はほとんど一方的に却下されました。

 その後、ダンヴァース卿邸ではジキルとエマの婚約パーティが開かれます。しかしジキルは友人に誘われるままパーティを抜け出し、娼館も兼ねるパブ〈どん底〉を訪れます。そこには蠱惑的な娼婦ルーシーがいました。その場の雰囲気にとまどっているジキルに、ルーシーは甘くささやきます。「私で試してみたら?」その言葉に、ジキルは自ら開発した薬を“自分で試す”という解決法を見出してしまいます……。

 主役のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイドを演じるのは、劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』でデビューし、舞台、映像、音楽と多彩に活躍するミュージカル界のプリンス石丸幹二さんです。医師として理想を追求するも分裂する人格を制御しきれず、愛と欲望の挟間で深く苛まれるという難役に挑みます。ハイド氏の凶暴な人格に心惹かれる娼婦ルーシー役を演じるのは、濱田めぐみさん。彼女は劇団四季『ライオンキング』『美女と野獣』『ウィキッド』の三作品でヒロインを演じ、2010年の退団まで17年間看板女優として劇団四季に在籍しました。ジキルの婚約者であり、一途に彼を愛する可憐な姿が切ないエマ役には、『レ・ミゼラブル』『ウーマン・イン・ホワイト』等数々のミュージカル作品で活躍する笹本玲奈さんが抜擢されました。 

 東京公演のチケットは現在発売中です。公式サイトではキャスト陣による動画メッセージや、作中の楽曲「時が来た」「その目に」が歌われている動画を観ることができます。また、原作の『ジキル博士とハイド氏』は、スチール写真を掲載した特製帯をかけたものが、2012年1月中旬ごろ書店店頭に並ぶ予定です。
 日本ミュージカル界で屈指の歌唱力を誇るキャスト陣による、夢の競演。必見の舞台をどうぞお見逃しなく!

●詳細はこちら
公式サイト: http://www.tohostage.com/jekyll/index.html
Twitter公式アカウント:@Jekyll_Hyde2012

●東京公演
<公演日程>
2012年3月6日(火)~28日(水)
<会場>
日生劇場
<キャスト>
石丸幹ニ、濱田めぐみ、笹本玲奈 ほか
<料金>
S席12,000円/A席6,000円/ B席3,000円(税込)
*チケット好評発売中*

●地方公演
★大阪
<公演日程>
2012年4月6日(金)~8日(日)
<会場>
梅田芸術劇場メインホール
<料金>
S席12,600円 A席8,400円 B席4,200円(税込)
<チケット発売日>
2011年12月10日(土)

★名古屋
<公演日程>
2012年4月14日(土)~15日(日)
<会場>
愛知県芸術劇場 大ホール
<料金>
S席12,600円 A席9,450円 B席6,300円(税込)
<チケット発売日>
2011年12月17日(土)

(2011年12月5日)

 

【2009年3月以前の「本の話題」はこちらからご覧ください】

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