今月の本の話題

2011.10.05

もと腕きき刑事と美人の愛妻のおしどり探偵が、クマがらみの事件に迫る! ジョン・J・ラム『天使のテディベア事件』[2011年10月刊行]

●最新刊『天使のテディベア事件』

 美人の愛妻アシュリーとともに、東海岸でもっとも由緒あるテディベア・ショーのひとつ“ボルチモア・ハーベア・エキスポ”に参加したブラッドリー。今回は妻の自信作でテディベアをアップルパイやブラウニーなど、あまーいお菓子に見立てた《スウィーツ・コレクション》シリーズだけでなく、なんと自らが製作した『ダーティーハリー』ならぬダーティーベアリーも出展するのだ。
 そんな晴れ舞台の直前、駐車場で暴力夫から救った女性ジェニファーが、なんと有名な人気者の《にっこり天使のテディベア》の作家だったことが判明。だがその愛らしい天使姿のクマに似合わずジェニファーの態度はとげとげしく、彼女の周囲にはなんだか険悪な空気がただよっている。 
 そしてついに悲劇が……。

 元サンフランシスコ市警察強盗殺人課の腕きき刑事と美人の愛妻のおしどり探偵が、クマがらみの難事件に挑む、好評シリーズ第二弾。


『嘆きのテディベア事件』

 わたしはブラッドリー・ライオン。元サンフランシスコ市警強盗殺人課の腕利き刑事だ。
 勤務中に犯人に撃たれ、脚に大怪我を負ったせいで刑事を辞め、テディベア作家である愛妻アシュリーと共に、妻の実家があるレメルケンプ・ミルでのんびり暮らしている。
 そう、妻アシュリーは長年連れ添ったわたしが言うのもなんだが、ほれぼれするほど魅力的だ。
 今日はそんなアシュリーの晴れ舞台“シェナンドー渓谷テディベア・フェスティバル”。彼女が丹精込めて作った可愛いテディベアたちが、大勢の前にデビューする大切な日だ。かくいうわたしも、実はテディベアの魅力に取り憑かれたひとりなのだ。
 だがフェスティバル当日の朝、のんびりとコーヒーを楽しんでいると、愛犬キッチがなんとわが家の敷地内を流れる川で死体を発見してしまった。
 長年培った刑事としての目でわたしは殺人と判断したが、地元の保安官は事故と断定。いったいなぜ? 
 さらにフェスティバルの一番の呼び物のオークションに出品される、タイタニック号の悲劇のあとにドイツのシュタイフ社が売り出した、貴重な“嘆きのテディベア”が消えてしまったらしい。

 テディベア大好き元刑事と愛妻のおしどり探偵シリーズ第一弾!

(2011年4月5日/2011年10月5日)

 

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