今月の本の話題

2011.07.05

第20回鮎川哲也賞受賞第一作が早くも登場! 行方不明探偵・被砥功児の事件簿第2弾 安萬純一『ガラスのターゲット』[2011年7月]

第20回鮎川哲也賞を受賞作『ボディ・メッセージ』で、アメリカの猟奇的な連続殺人事件を鮮やかに解決した被砥功児(ピート・コージ)。名探偵・被砥功児がアメリカに行ったままの日本での出来事が綴られるのが、シリーズ最新刊『ガラスのターゲット』となります。

舞台は、被砥功児が代表を務める東京の榎木探偵事務所。被砥がふらふらとしているので、事務所の名称も自身の名前を使っていないのがちょっとややこしいですが、そこに出入りしている二十歳の大学生・泰史が今回の主な語り手です。都内のイタリア料理店で起こった爆弾事件に興味を持った泰史。八王子、町田で集団の服毒死が発生し、その被害者すべてが二十歳だったことから、世間も「二十歳の若者に何が?!」と、センセーショナルに書き立てます。なぜか榎木探偵事務所に、犯人からのメッセージが郵送されてきて……。

そこへようやく登場する被砥功児。まさに“行方不明探偵”の面目躍如。今回はどんな推理を披露するのか、お楽しみに。

というわけで、今回は特別に「ここだけのあとがき」がわりに、著者・安萬純一さんから掌編の原稿をいただいていますのでご紹介しましょう。緊迫感のある本編とはまた違った、ユーモアある筆致に注目です。

■『ガラスのターゲット』刊行記念特別掌編
安萬純一「日常の謎殺人事件」はこちら
(2011年7月5日)

 

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