今月の本の話題

2010.07.05

超一級のサスペンスを新版で ノエル・カレフ『死刑台のエレベーター』[2010年7月刊]

 フランスのミステリ作家ノエル・カレフによる超一級のサスペンスを、新版でお届けします。

 ある週末、綿密に計画された完全犯罪を成し遂げた男が、予想外の成行きで犯罪現場のビルのエレベーターに閉じ込められてしまった! ビルの電源が落とされ、月曜日の朝までエレベーターは動かない。脱出は可能なのか……?

 必死の努力もむなしく、36時間後、週明けに電源が入り、ようやく外に出ることが出来た彼を待ち受けていたのは、まったく覚えのない殺人容疑だった。

 エレベーターの中にいた彼に、そんなことができるはずがない! しかし、彼にはアリバイがない。そして、閉じ込められていた理由は言えない! 

 偶発する様々な出来事に追い詰められていく男の苦悩と恐怖と焦燥が胸苦しいほどの迫力をもって読者に迫る傑作サスペンス。

 ヌーベルバーグの巨匠ルイ・マル監督による同名の映画も映画史に残る傑作として知られている。

映画・死刑台のエレベーター
(C)2010「死刑台のエレベーター」製作委員会
 このルイ・マル作品の日本版リメイク映画が今秋公開されます。

・2010年10月9日 角川シネマ新宿ほか 全国ロードショー
・監督 : 緒方明
・出演 : 吉瀬美智子、阿部寛、北川景子、玉山鉄二他
・オフィシャルサイト
http://www.shikeidai.jp/

 読んでから見ることをお勧めします。

(2010年7月5日)

 


推理小説の専門出版社|東京創元社
バックナンバー